「他人の第20章」を見て「あなたの第1章」を嘆くのはやめよう
2018/08/16
Twitterの投資アカウントなり投資ブログを見ていると、たまにとんでもない大金を投資している人を目にすることがあるかと思います。
そうでなくても、例えば同年代でもケタ違いの金融資産を持っていたり、逆に年下なのに自分よりお金を持っていたり・・・。
そうした人を見かけると、なんだかちょっとだけ劣等感を抱いたりしないでしょうか。
投資を始めたばかりのころは、特にそう感じやすいかと思います。
しかしほとんどの場合において、「すごい!」と思った人は投資のベテラン、かたや自分は投資初心者、まっとうに比較すること自体が間違っているのです。
「他人の第20章」を見て「あなたの第1章」を恥じる必要などまったくありません。
Nadiaさんのブログからヒントを得る
「他人の第20章」と「あなたの第1章」という表現は、「米国株とソーシャルレンディングで目指せ配当金生活」を運営されているNadiaさんの記事から拝借したものです。
外部リンク>>>自分の人生に集中するために、 Facebookとinstagramを見るのをやめている話(リンク切れ)
この記事は「友人のキンピカの生活をSNSで見るとヘコんでしまって、自分のやるべきことに迷いが出て時間の無駄になるから、Facebookやinstagramを見るのやめた」という趣旨で綴られています。
その中で出てくるフレーズ、
「Don’t compare your CHAPTER1 to someone else’s CHAPTER20. 」
あなたの第1章と他の誰かの第20章を比べるな。
他人の人生がキンピカに見えようとも、自分は第1章を進んでいるんだと思うことがとても大事だと述べられています。
私もものすごく共感しました。これだ!と思いました。
私の場合はSNSで人の人生をうらやましいと思ったことは一度も無いのですが、投資はまさにこれが当てはまるのだなと強く思います。
誰でもはじめはレベル1
Twitterやブログには、投資の猛者がワンサカいます。
中には「1億円程度ではザコ」などと豪語する兵だっています。(実はバーチャで見栄を張っているだけかもしれないが。)
ネットの世界ではそうした猛者達が身近な存在に感じるのだから、投資の始めたてで金融資産が余り無ければ、自分が惨めなものだと思い込んでしまいかねません。
しかしよくよく考えてみると、猛者たち一朝一夕で金融資産を築いたわけではなく、下積み時代があったわけです。(遺産相続した人は除く)
ドラクエだって、ラスボスを倒せるレベル40前後の勇者でも、スタート地点は必ずレベル1なのです。
ゲームを始めたばかりのレベル1の勇者だって、いつかはレベル40に到達できるはずです!
自分のチャプターを自分のペースで進めよう!
ついつい、チャプター(章)をドラクエのレベルに置き換えてしまいました。
しかしチャプターであれレベルであれ同じことで、他人と自分の人生のチャプターは進み具合が異なるのは当然のことで、人がちょっと自分よりもチャプターが進んでいるからって、劣等感を感じる必要は少しもないはずです。
あなたのチャプターはあなただけのものであり、あなただけが先に進めることが出来るものです。
人のチャプターを気にするより、自分のチャプターを進めることに注力した方が余程健全だと思います。