米国株銘柄の過去10年のデータの調べ方
2017/07/26
米国株の超優良銘柄は基本右肩上がりで長期投資に向いています。
ただ、いかに優良銘柄とはいえ、個別銘柄に投資する上では日本株同様、やはりその銘柄の過去のデータを調べた方が良いでしょう。
しかしネットの世界は広大で、調べるにあたり、どこでどうやってそのような情報を入手すればよいのか、途方に暮れている方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今日は私がいつも米国株の情報を得るにあたりお世話になっているサイトと、簡単な調べ方についてご説明します。
そのサイトとは、本家アメリカのモーニングスターです。
このモーニングスターだけで、営業利益や純利益・営業キャッシュフローといったデータを簡単に確認でき、しかも過去10年分のデータを見ることができます。
さすがは投資大国アメリカですね!
モーニングスター活用方法
それでは、簡単にですが米モーニングスターの活用方法をご説明します。
まずは銘柄選択
まず、以下のURL・米モーニングスタートップページをアクセスします。
↓のようなページが表示されるはずです。
このページの上部の真ん中に、うっすらQuoteの文字がある入力欄があります。
そこに、調べたい銘柄のティッカーを入力するのです。
例えば、P&Gの情報を調べたいとしましょう。ティッカーは「PG」です。
Quoteの入力欄に「PG」と入力します。
↑のようにいくつか候補が表示されます。
ここはNYSEのPGを選びます。NYSEとはニューヨーク証券取引所のことで、著名銘柄はたいていがNYSEに上場しています。他の銘柄でも迷ったらNYSEのものを選ぶと良いでしょう。
PGを選択すると、↑のようなページが表示されます。
これがPGという銘柄の個別トップページです。
このページだけでも様々な情報を確認することができます。
次の目的は、PGの過去10年のデータを閲覧することです。
「Key Ratios」を選択しましょう。
過去10年の情報、注目すべきデータ
どん!
すごい情報量でしょう!
上のPGだと2007年~2016年までのデータと、直近12か月(TTM)のデータが一覧表示されています。
これこそが米モーニングスターの真骨頂、過去10年のデータが丸わかりです!
こんなに情報があると、何を見るべきなのか分からなくて途方にくれちゃうかもしれません。
ここで、私が特に注視しているデータを紹介します。
- Revenue:売上高
- Operating Income:営業利益
- Net Income:純利益
- Earnings Per Share:一株利益(EPS)
- Dividends:一株配当
- Operating Cash Flow:営業キャッシュフロー
- Free Cash Flow:フリーキャッシュフロー
とりあえずこれらを押さえておけば、間違いないと思います。
特に括目すべきは「4. Earnings Per Share:一株利益(EPS)」です。
これが右上がりだと、その銘柄は過去10年で順調に成長を遂げたことになり、次の10年も期待できる可能性が高いです。
その他の情報
過去10年間の各種データ以外には、「chart」でチャートの確認ができます。
期限を任意に指定することもできますし、他の銘柄との比較もできます。
「Financials」で、3種の財務諸表を確認できます。
- Income Statement:損益計算書
- Balance Sheet:バランスシート
- Cash Flow:キャッシュフロー
ただし、こちらは5年間と直近12か月のデータとなります。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
米モーニングスターだけで、これだけの情報を閲覧することができます。
私はたまにこのブログで米国株分析しており、過去10年のデータをグラフ化していますが、元データは米モーニングスターから取得しています。
気になった銘柄や購入を検討している銘柄が見つかったら、気軽に米モーニングスターを使って情報をゲットしましょう。
これであなたも米国株マニアの一員です!