今のタカタ株はギャンブル!投資でも投機でもない
2017/07/11
7月27日に上場廃止が決まったタカタ株。
この銘柄はかつては注目をし、実際に投資(というよりは投機)をしたこともありましたが、割に合わないと判断してすぐに撤退をしました。
上場廃止が決まったのなら、さらに割に合わなくなる・・・と普通は考えるものですが、意外や意外、この銘柄は7月10日の出来高3700万株と相当の人気を博しています。
ただ、今のタカタ株は投資でも投機でもなく、単なるギャンブルと思うのです。
過去1週間のタカタ株チャート
yahooファイナンスより、過去1週間のタカタ株のチャートを拝借してきました。
7月4日時点では25円、それから7日に一時15円まで下落したものの、何が契機となったのか、30円オーバーまで跳ね上がり、10日は一時40円まで到達して、終値36円で引けています。
なんというのか、ムチャクチャです。
7日の出来高が4000万株、10日が3700万株と、相当の売買が繰り返されています。
私は人様の投資にケチはつけないのですけど、今タカタ株を売買しているのがどういった人なのか、ちょっと理解が追い付けません。
なぜなら、今のタカタ株は投資でもなければ投機でもない、単なるギャンブルと思うからです。
投資でも投機でもなければ丁半博打
投資と投機の違いは厳密に言語化するのは難しいです。
ひとことで言えば、投資は将来の業績を予想して見込んたもので、投機は市場の歪みを利用したものと理解しています。
投資にせよ、投機にせよ、何らかの読みであったり洞察などを働かせて、勝機ありと判断して行うもののはずです。
ギャンブルはそのどちらでもなく、単なる丁半博打です。
今のタカタ株に、将来の業績も何も無いし、株価に歪みがあるのか判断材料もありません。
資金を投入する材料は皆無で、私から見たら単なるギャンブルにしか見えないのです。
近づかないが一番
もっとも、投資経験が長かったり勝負勘を持っている人にとっては、一見ギャンブルにしか見えないタカタ株でも、勝算を見出して資金投入しているのかもしれません。
私のような素人には理解できないだけで、ちゃんと判断材料が存在するのかもしれません。
ただ、盛況といって今のタカタ株、よほど腕に自信が無い限りは近づかないことをおすすめします。
短期売買において真っ先にカモにされるのは、無知な素人と相場が決まっていますから。