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【米国銘柄&株価分析】AT&T(T)~安定してるのは配当だけ

   

 

4か月ぶりに、米国株分析をやってみます!

今日のターゲットは増配銘柄として日本でも有名な、AT&T(T)です。

この銘柄も購入候補としていたのですが、ファンダメンタル面を見るに、ちょっと私の投資方針には合わないと思い、購入を見合わせています。

後述しますが、利益も売上も年によって差がありすぎるからです。

AT&T銘柄分析

AT&Tとは

アメリカにて、固定電話・携帯電話・インターネット接続サービスを行う、通信インフラに特化した企業です。

AT&Tとは、The American Telephone & Telegraph Company の略です。

アレクサンダー・グラハム・ベルが1877年に創業した、ベル電話会社が源流の企業です。

売上の約95%がアメリカで占めるため、グローバル企業とは言えないでしょう。

日本にも「AT&Tジャパン」という法人が存在するのですが、個人的には馴染みはありません。

AT&T株基礎情報

ティッカー T
市場 NYSE
採用指数 S&P500
業種 無線通信サービス
設立年/上場年 1983年 / 1983年
決算期 12月
過去10年EPS成長率(%) 2.54

設立年は1983年とありますが、前身企業は1800年代後半に設立されています。

株価指標

指標 2016/12/16
株価 41.67
PER 17.6
PBR 2.1
ROE(%) 12.57
ROA(%) 3.82
配当利回り(%) 4.63

株価収益率のPERも、純資産倍率のPBRも、常識的な数値となっています。

目を見張るのが配当利回りで4.63%もあります。

3%台でも高配当な印象ですが、4台半ばはすごいですね。

この配当利回りこそ、この銘柄最大の特徴なのかもしれません。

過去10年間の株価チャート

この銘柄もやはり2008年ごろに株価が急落しています。

そこから盛り返してはいるのですが、これまで分析してきた銘柄に比べると、2013年あたりからの失速し、貧弱さが目立ちます。

2016年からちょっとまた勢いよく上がっているのは好印象ですね。

過去10年間の収益・および配当

年によって利益はバラバラです。

リーマンショックのあった2008年、2009年あたりは余り利益に影響はないみたいです。

それ以上に気になるのが、2010年から11年にかけての急落具合です。

2011年は利益が前年と比べ半分以下になっています。

2011年は、ドイツテレコムのTモバイルUSAの買収を発表したものの、米当局に阻止された年でした。これが影響しているのでしょうか?でも、営業利益も純利益も等しく下落しているので、買収劇はあまり関係なさそうな気がします。

2012年→13年は、まるでドーピングしたかのように利益が増えました。と思ったら、翌14年に半分以下になりました。

こんな感じで、AT&Tの利益に安定感は無く、その年の利益はふたを開けてみなければ分からない印象を持ちます。

反面、安定しているのが配当です。2011、12年は1株配当が1株利益を大きく上回りました。

利益・配当の関係を見ると、増配銘柄ではあれど、とても綱渡り的な感じで何とか増配を死守しているような感想を持ちます。

バランスシート(貸借対照表)

目立つのは固定資産の大きさで、流動資産の10倍以上もあることです。

通信事業故に設備に投資せざるを得ないから、このような極端なバランスシートになったのかもしれません。

上図は2015年時点のものですが、実は2014年から15年にかけて、バランスシートが1000億ドルほど膨らんでいます

2015年7月の通信放送大手・ディレクTVの買収が影響しているのかもしれません。

感想

配当は文句なしではありますが、利益がまるで安定していないのは、ちょっと不安な感じです。

利益と配当の割合を示す配当性向も、80%前後となっています。

AT&Tは、利益の大部分を配当として還元する銘柄といえます。

ピンチだった2011、12年も配当を減らさずにむしろ増配しているから、株主思いであることは違いがなさそうです。

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