「見せてもらおうか、シーゲルの言い分とやらを」と赤本を途中まで読んだ結果・・・
去年の12月23日、何冊かの本をアマゾンで注文したと記事にしました。
そのうちの一冊「株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらす」を、現在三分の二くらいまで読み進めています。
いずれは書籍紹介カテゴリーで改めて記事にしたいと思いますが、現時点での感想を書いておきます。
「株式投資の未来」はやたら評価が高い
ジェレミー・シーゲル氏の著書「株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらす」は、表紙が赤いことからネット上では赤本と呼ばれており、多くの国内米国株投資家から非常に高い評価を受けています。
というか、批判的な意見を目にしたことがありません。
2016年から本格的に開始した米国株投資にあたり、ネットの意見も少々参考にしてたのですが、個人ブログでは本書を称賛する意見が多く見受けられました。
どうやらこの本では、配当を多く出す銘柄を推奨しているらしいと勝手に認識したのですが、配当が多くても利益が伴っていなくては長期投資に向かないのではないかと、疑問に思っていました。
どんなものかお手並み拝見
年末にある程度時間ができそうで、他にも興味を持った本が出てきたのもあり、それらの本と同時にこの「株式投資の未来~」も買ってみました。
人から高評価の作品であっても、やはり自分の目で確認してみなければ納得できません。
「他の個人ブロガーさんや米国株投資家さんが絶賛したところで、無条件に同意するほどこのゆ~ていは安くはないぞ」との心意気で読み進めていきました。
シャア・アズナブルの「見せてもらおうか、連邦のモビルスーツの性能とやらを」という名台詞に近い心境で、多くの人から絶賛されている作品の手並みを見定めるつもりでした。
まだ全部読んでいませんが、途中で大体分かりました。
この本は・・・。
この本を読まずに米国株に手を出したことを後悔したレベル
素晴らしい!
米国株投資するに辺り、必読の書だと思いました。
もっと早めに読んでおけばよかったと若干後悔したぐらいです。
どのような銘柄が高リターンを投資家にもたらしているか、逆にどういった銘柄が投資家に不利益を与えているのか、1950年代からのデータを用いて証明しています。
本書は2005年に刊行されているため、リーマン・ショック前の書物でありますが、リーマン・ショックで株式市場がクラッシュして10年近く経過し、回復しつつある2017年現在にも通じる内容となっています。
リーマン・ショックで株を投げ出さずに、本書が推奨する通りに配当再投資をした投資家は今頃大きな利益を手にしていることになります。
ということは、今後どのような市場においても、本書のデータは通用すると証明されたことに等しいのではないでしょうか。
まさに副題どおり「永続する会社が本当の利益をもたらす」のですね。
米国株投資のバイブルの一つに認定!
米国株投資をするにあたり、勝手にバイブルと思っている書籍が二つあります。
それは、「敗者のゲーム」と「バフェットの銘柄選択術」です。
二つとも私の米国株投資の原点ともいえる素晴らしい書籍であり、胸を張って人におすすめすることができる良著です。
「株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらす」も、これらに匹敵する素晴らしい書籍であると思いました。
私の米国株ポートフォリオはほぼ決まったつもりではありますが、年月とともに変えるかもしれません。
その時、上述の2冊に加えて「株式投資の未来~」の内容を起点として、考えていきたいです。
「株式投資の未来~」は米国株投資のバイブルと呼ぶにふさわしい書籍であると確信しました。