【米国銘柄&株価分析】スターバックス(SBUX)~超優良!2013年は無かったことに・・・
今日の米国株分析ターゲットは、スターバックス(SBUX)です。
日本ではここ10年近くで急伸し、いつの間にか日常的なコーヒーチェーンとして不動の地位を確立した印象ですが、株としてのスターバックスはどんな塩梅なのでしょうか。
スターバックス銘柄分析
スターバックスとは
日本全国津々浦々にみかける、コーヒーチェーン店です。
落ち着いた照明とシャレたインテリアでそれっぽい高級感を醸し出していますが、お値段は良心的です。
読書するもよし、スマホみるもよし、友人とお話しするもよしで、それぞれの時間をコーヒーと共に楽しむことができます。
スターバックスのサイズはSとかMとかではなく、「Tall」やら「Grande」やらを使用しており、個人的にはこれがいつまでたっても馴染まないです。
後は注文してからドリンクが出てくるのに結構待たされる印象があります。ドトールのようにパっと出てくればうれしいのですが、まぁ仕方のないことなのでしょう。
店舗数は2015年度時点で2万3043店、うち1万4803店がアメリカと、売上の過半数はアメリカで占めます。
日本でも大繁盛ではありますが、スタバの主力はあくまでもアメリカということなのですね。
スターバックス株基礎情報
ティッカー | SBUX |
市場 | NASDAQ |
採用指数 | S&P500/NASDAQ100 |
業種 | レストラン&バー |
設立年/上場年 | 1985年 / 1992年 |
決算期 | 9月 |
過去10年EPS成長率(%) | 17.95 |
12月決算が多いアメリカ企業の中、スターバックスの決算期は9月になります。
一株利益にあたるEPSの成長率は17.95%と、かなりの成長を見せているといえます。
株価指標
指標 | 2016/12/23 |
---|---|
株価 | 57.01 |
PER | 30.0 |
PBR | 14.1 |
ROE(%) | 48.16 |
ROA(%) | 21.07 |
配当利回り(%) | 1.49 |
2016/12/23時点では、ややPERが高めでしょうか。
ROEとROAが共に相当高い水準で、手元の資産から利益を上げる力が優れている証拠と言えるでしょう。
過去10年間の株価チャート
やはりこの銘柄も2008年ごろに株価を下げていますが、そこからの上昇は素晴らしいです。
2008年に5ドルの時にこの銘柄を買っていれば、今は10倍以上の資産評価額になります。
2015年10月からはやや停滞気味です。
過去10年間の収益・および配当
2008年からは美しいほどの右肩上がりです。
2010年から配当金を出し始めて、毎年増配を続けています。
2013年だけちょっとおかしなことになっていますが、ウォールストリートジャーナルによると、米食品大手のクラフト・フーズ・グループへの賠償金支払いで28億ドル弱余分に支払ったため、利益がほぼ無くなったそうです。
グラフをよく見ていただきたいのですが、2013年は営業利益はマイナスであるものの、純利益はかろうじてプラスです。
クラフトへの手切れ金みたいな形で28億ドルもの臨時支出となったわけですが、なぜ営業利益にかかるのでしょうね?普通は特別損失に計上して営業利益は前年並みで純利益がマイナスになるものと思いますが、ちょっとよくわかりません。
ともあれ、2013年はこうした特殊事情によって一時的に利益がマイナス圏ではあったものの、この年限りの例外であり、市場からは特に負の印象を持たれていません。
事実、2013年周りの株価も営業利益がマイナスだった影響は全く見当たりません。
2013年は無かったものとして扱って良いと思います。
バランスシート(貸借対照表)
普通のバランスシートです。
普通過ぎてコメントのしようがありません。
健全な経営がなされている証拠ではないでしょうか。
感想
2013年は見なかったことにして、毎年利益が増え続けている優良銘柄であることが分かりました。
投資に値する素晴らしい銘柄であると思います。
長期投資するなら、このスターバックスのように利益も配当も右肩上がりの銘柄が一番です。
分析しているうちに、この銘柄も本気で欲しくなってきました。
監視銘柄とし、いい機会があれば買ってしまおうと思います。