楽天証券、iDeCoの運営管理手数料が実質ずっと無料に!
昨日、楽天証券がiDeCoの運営管理手数料を誰でも1年間0円とすることを発表しました。
元々楽天証券は、キャンペーンの一環で去年から2017年末までiDeCo口座内の残高は関係なく、運営管理手数料を0円としていました。
これが2018年以降も加入してから1年間は誰でも無料になります。
楽天証券はiDeCo口座残高が10万円以上であれば、ひと月の運営管理手数料226円が免除されます。
つまり今回の措置により、楽天証券でiDeCoに加わると、運営管理手数料は実質ずっと無料となります。
なぜ”実質ずっと無料”なのか?
1年間しか0円の期間が無いのに、運営管理手数料が「実質ずっと無料」とはどういうことでしょうか?
楽天証券は年金資産残高もしくは掛金累計が10万円以上ならば、運営管理手数料が226円から0円になります。
例えば毎月の掛金が23,000円なら、5か月で掛金累計が10万円以上になり、6か月以降は条件をクリアして運営管理手数料が0円となります。
毎月の掛金が9,000円であれば12か月目に掛金108,000円となり、13か月目以降は運営管理手数料が無料となります。
そして今回楽天証券は、iDeCo加入から1年間は運営管理手数料0円とすることを発表しました。
つまり、iDeCo加入から13か月目までに10万円以上拠出すれば、運営管理手数料を一切支払わずに済みます。
掛金は1,000円単位ですので、最低でも毎月9,000円を拠出することにより、運営管理手数料がずっと無料となるわけです。
勤め先に確定拠出年金の制度が無いサラリーマンの毎月の最大の掛金は23,000円です。
最大額まで拠出するまでもなく、運営管理手数料が実質ずっと無料になるのは非常に魅力的と言えるでしょう。
なお、毎月手数料が完全にタダになるというわけではなく、あくまで楽天証券に支払う運営管理手数料のみが無料になるということに注意です。
国民年金基金連合会に103円、信託銀行に64円の計167円は、たとえ10万円以上拠出しても毎月支払わなければなりません。
ライバルSBI証券と比較してもお得!
これは本当に素晴らしいことです。
ライバルのSBI証券と比較することで、楽天証券の優秀さがより際立ちます。
SBI証券の場合、年金資産残高50万円未満なら口座管理手数料が毎月324円かかります。
例えば毎月23,000円を拠出し、年金資産額が一切変動しない場合、22か月目でようやく50万円以上に到達します。23か月目以降から、50万未満でなくなるので口座管理手数料が0円になります。
つまり、多くの人にとっての最大額である23,000円を毎月拠出しても、22か月×324円=7,128円の手数料を支払わなければならないことになります。
(相場が順調で資産額が上昇すれば、23か月を待たずに50万円に到達する可能性も十分にあります)
楽天証券なら管理手数料を一切払わなくてもいいのに、SBI証券は7,128円も余分に払わなければなりません。
毎月の拠出額が23,000円じゃなくて10,000円なら、50か月も管理手数料を支払い続けることになります。
楽天証券なら10,000円の掛金でも管理手数料はずっと無料です。
管理手数料という面で、楽天証券が圧倒的に有利であることがお分かりになるかと思います。
楽天証券はiDeCoにガチ!
楽天証券のiDeCoへの力の入れ具合は何なのでしょうね?
もはやライバル不在なほど、楽天証券はiDeCoに注力しています。
私も現在楽天証券でiDeCo加入手続き中で、国民年金基金連合会の審査待ちです。
手数料が有利で、たわらシリーズを有しているということで楽天証券を選んだのですが、この選択は正解だったと確信しています。
もしあなたがiDeCo加入を検討していて、証券会社の絞り込みまで進めているのなら、この楽天証券が第一候補となることでしょう。
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