『プリズン・ブレイク シーズン5』感想~安定の面白さ!
2019/02/03
(画像はFOXより引用)
私が一番好きだった海外ドラマ「プリズン・ブレイク」。
この続編が最近放送されていたと聞き、それもアマゾンプライムで見れるとのことなので、全9話と手軽に見れることもあり、さっそく見てみました。
何年もたっているため詳細は結構忘れていたものの、違和感なくすんなり話に入り込み、楽しく見ることが出来ました。懐かしのキャラが次々と登場し「ああ、こんな奴いたなぁ」と感傷にひたりました。
では、簡単に感想を述べていきます。
物語のネタバレはありませんので未鑑賞の方も安心してご覧ください。
死んだはずのマイケルからの手紙
今シリーズは、死んだはずのマイケル・スコフィールドからの手紙がティーバッグの元に届くシーンから始まります。
1話のタイトルは「死者からの手紙」で、まさに1通の手紙から物語が始まります。
白状します。
シーズン4までちゃんと見ていたのに、マイケルが死んでいたことをすっかり失念していました。
シーズン5の出だしを見て、「そういえばマイケル最後死んだんだった」と思い出しました。
そこからマイケルの兄・リンカーンや妻・サラといったおなじみのキャラクターが再登場し、非常に懐かしい気分になりました。
後述のティーバッグ含めてさすがに役者の加齢は感じますが、雰囲気は過去のシーズンと変わりありません。
圧倒的存在感・ティーバッグ(CV若本規夫)
プリズンブレイクを語る上で外せないのが、凶悪犯セオドア・バッグウェル、通称ティーバッグの存在でしょう。
ティーバッグの初登場シーンは忘れられません。シーズン1、刑務所内でツレ(男)を伴っての登場となったわけですが、なんとそのツレがニヤつきながらティーバッグのポケットをなぜか掴んでいるのです。それはとてもシュールな光景で、作品の細部を忘れていてもこれだけはいまだに覚えています。
「一体何なんだこいつは!?絶対ヤバイ奴だ!」と一目で分かる、実に秀逸な演出でした。
そのティーバッグ、今回も抜群の存在感を見せてくれました。
中盤はあまり出番はありませんが、終盤はかなり重要な場面で登場します。
シーズン5の物語のはじまりも、このティーバッグが手紙を受け取る場面でした。
今回は字幕ではなく吹き替えで視聴しまして、ティーバッグを演じるのがこれまたクセが非常に強い、サザエさんのアナゴさんやドラゴンボールのセルを演じた若本規夫さんで、これ以上無いハマリ役となっています。
懐かしのフォックスリバー刑務所
シーズン1でマイケルが兄リンカーンを脱獄させるために収容されたのが、フォックスリバー州立刑務所です。
このフォックスリバー刑務所、シーズン5でも最初と最後に登場します。
最初はティーバッグが釈放されて手紙を受けとるシーンです。
白状します。
ティーバッグがなぜまたフォックスリバー刑務所に入れられていたのか、すっかり忘れていました。
どうやらシーズン4の私の記憶が薄いみたいです。
そして最終話の最後シーン、こちらは囚人たちの様子も描かれていて、シャドーボクシングをする者、牢屋ごしにタバコの受け渡しをする者など、アウトローな光景が広がっており、シーズン1を思い出して懐かしく感じました。
やっぱりプリズンブレイクといえばシーズン1の舞台のフォックスリバー刑務所ですね!
相変わらずの面白さ!!
久々のプリズンブレイクで、しかも完結したはずの作品なのに、矛盾がないのだろうかと若干心配していたのですが、全くの杞憂で特に違和感もなく純粋に続編として楽しめました。
懐かしのキャラクター、次から次へと起こる問題、それを解決するための頭脳戦(時には力技)・・・過去のシリーズとそん色ない内容だったかと思います。
シーズン4は20話以上と間延びして少々退屈に感じていましたから、シーズン5の9話は過去のシーズンに比べて短く、ちょうど良かったのかもしれません。
もしプリズンブレイクを見たことが無ければ、このシーズン5から始めても楽しめるでしょうが、やはり最高傑作はシーズン1だと思いますので、シーズン1を視聴されることをおすすめします。
もちろん、シーズン4までのファンも十分楽しめる内容になっています。