【書籍紹介】『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』まずはヨチヨチ歩きから
2016/10/09
今日は金持ち父さんシリーズのひとつである、「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」を紹介します。
金持ち父さんシリーズは数あれど、本書は中でも1,2を争う程おすすめです。
お金を蓄えるのに必要な心構えは、本書を読むだけで相当養えると思います。
書籍情報
書名:改訂版 金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント:経済的自由があなたのものになる (単行本)
著者:ロバート キヨサキ (著), 白根 美保子 (翻訳)
出版社:筑摩書房
発売日:2013/11/8
ページ数:336
その他の金持ち父さんシリーズの紹介
金持ち父さん 貧乏父さん
金持ち父さんの投資ガイド[入門編]
金持ち父さんの投資ガイド[上級編]
金持ち父さんの若くして豊かに引退する方法
どんな内容か?
本書では「キャッシュフロー・クワドラント」という、どのような立場から収入を得ているのか独特の定義をしており、それは以下の4つの領域から成り立っています。
- E:従業員(employee)
- S:自営業者(self-employed)
- B:ビジネスオーナー(business owner)
- I:投資家(investor)
それを図で表すと、以下のようになります。
E|B
ーーー
S|I
この4つのクワドラントの説明と、EとSは安全ではなく実は危険であること、経済的自由の鍵がBとIのクワドラントにあること、そして左側(E,S)から右側(B,I)に移るにはどのような心がけを持てば良いかの解説がメインとなっています。
この本のココがよかった
EやSの立場からB・Iへ移動する際の心得が後半以降に記述されているのですが、とてもいいことを言っています。
「千里の道も一歩から」ということわざはたいていの人が耳にしたことがあるだろう。私はこれをちょっと変えて、「千里の道もヨチヨチ歩きの一歩から」と言いたい。
クワドラントが違えば見方や常識も変わってきて、特に左側(E,S)から右側(B,I)へ移動しようとする際には、覚えなければならない言葉やルールがたくさんあると警告しています。
そんな中、一気にたくさんやろうとしてしまうと、終わりが見えずに結局挫折してしまう可能性が高いと言っています。
そのため、クワドラントの移動は時間をかけて少しずつ、しかも「歩く」ことからではなく、「ヨチヨチ歩き」から始めてみることを推奨いしてます。
この表現は大いに気に入りました。
これはクワドラントの移動だけじゃなく、試験勉強・スポーツ・趣味とあらゆることに応用できそうです。
ブログだって同じです。時間を味方につけて、自分が出来ることから始めることにより、ある程度月日が流れてふと振り返ったときに、自らの成長を実感することができるのです。
新しいものにチャレンジする際は、最初から完璧をもとめず気長にコツコツやるのが成功のカギだということですね。
どんな人におすすめ?
やっぱり金持ちになりたい人でしょう。
色々勉強になる事請け合いです。
また、上記のヨチヨチ歩きのように、良いことがたくさん書かれていますので、自己啓発本としても優秀です。
まとめ・感想
金持ち父さんシリーズは数多くでていますが、どれを読めばいいのか迷ったら、この「~キャッシュフロー・クワドラント」だけで十分なぐらいです。
もちろん、他の本にもいいことが書かれているので一読の価値があります。
ただ、読んだだけでは余り効果がありません。大事なのは、計画を立て、実際に行動に移すことでしょう。
「自分を信じて、今日から始めよう!」