シイエム・シイで学んだ銘柄選択の条件
2016/03/09
シイエム・シイという会社をご存じでしょうか?
10月中旬、何か購入するにいい銘柄は無いかと探していた時に、セガサミー(6460)&KDDI(9433)と同タイミングで購入したのが、シイエム・シイ株(2185)でした。
当時の株価は3135円。これを100株購入しました。
10月中旬は8月のチャイナショックから立ち直りつつある時期で、今に至るまで日経平均株価も順調に回復してきました。
(もっとも、12/04現在ちょっと雲行きが怪しくなってきましたが・・・)
同時期に買ったセガサミー&KDDIは日経平均に引っ張られるように、順調に株価を伸ばしてくれました。
じゃあ、シイエム・シイは?
シイエム・シイの半年の株価チャート
ご覧のように、9月以降はほぼ横ばいです。
株価下落しなかっただけマシとも考えられますが、日経平均が上昇トレンドの中の横ばいですから、ほめられたものではありません。
そもそもなぜ、私がシイエム・シイを選んだのか?
セガサミー&KDDIは当然ながら前から知っていた企業で、10月当時割安感があったので株を買いました。
これに対し、知名度の低い小型株でこれから上昇の余地がありそうな企業が無いだろうかと探し当てたのが、このシイエム・シイでした。
シイエム・シイは何をやっている会社かというと、主に自動車のマニュアル作成とシステム開発事業を行っています。
今は自動車業界は景気がいいし、利益も右肩上がりだし、配当もいいし、PER(株価収益率)も約9倍と割安だ・・・。
それにチャイナショック前は4000円だったから、相場が回復したら買い戻しがあるんじゃないか・・・。
そう考え、私はシイエム・シイ株を購入したのでした。
ところが、他の銘柄がどんどん上昇していっているのに、この銘柄だけボケーっと待ちぼうけ状態。
何故だろう?と疑問に感じたとき、あることに気が付きました。
それは出来高が異常に少ない事です。
つまり、あんまり売買成立されていない。つまり、この銘柄の知名度といいますか、投資家からの人気が低い。
だいたい出来高1000株前後。今日なんて、わずか200株です。東証1部の銘柄は数十万、数百万と取引されているのですから、これはさすがに低すぎますよね。
事業内容も地味ですし、今後この銘柄が注目されることは難しいと思います。
株というのはオークションのようなもので、複数の買い手があって初めて値段が上がっていくもの。買い手と売り手の絶対数が少なければ、株価の変動もほとんど起こりません。
よって、この銘柄を近々売却します。
このシイエム・シイから私が今回学んだ教訓を、以下にでっかく書いておきます。
銘柄選択の際は出来高も注目すべし!