マネックス、NISAの購入手数料を実質無料化!「実質」って何さ?
2017/02/27
朗報です!
11月16日、マネックス証券がNISA口座およびジュニアNISA口座の一部手数料を恒久的に実質無料とすることを発表しました。
一部手数料とは、以下を指します。
- 国内株・・・買付時&売却時 (通常手数料は100円~)
- 米国株・・・買付時 (通常手数料は約定代金の0.45%、5米ドル~20米ドル)
- 中国株・・・買付時 (通常手数料は約定代金の0.26%、最低70香港ドル)
マネックスは2015年までの期間限定で、上記手数料を実質無料とするキャンペーンを展開していました。
つまりは2016年以降は白紙状態でした。
他の大手ネット証券のSBI証券や楽天証券は、すでに国内株の売買手数料と海外ETFの買付手数料を恒久的に実質無料とする旨を公表していました。
私は2016年からNISA枠を海外ETFで消化する予定でしたから、2016年以降はNISA枠は他証券の方がいいのではないかと考え始めていた矢先、このニュースが飛び込んできたわけです。
さすがは米国株のマネックス!うれしいですね~。
でもマネックスといえども、売却手数料は有料なのですね。
まあ、よほどお金に困らない限り、NISA口座から追い出される前(5~10年)には現金化する予定はないなので、あまり関係ないですが。
ちなみにマネックスのNISAはAmazon等の米国個別株の買付手数料も実質無料となりますが、SBI証券や楽天証券はNISAでも手数料は有料です。
ですので、海外ETFではなく米国個別株をNISA枠にあてる方は、マネックスがNISA口座の最有力候補になりますね。
ところで。 この、実質無料はうれしいのですが、実質とは何なのでしょう?
完全無料じゃないのでしょうか?
手数料の詳細は11月16日時点でのニュースに記述がありませんでした。
あくまで速報版のようで、詳細は後日に公表されるようです。
そこで、既存である2015年までのキャンペーン情報が参考になります。
既存キャンペーン情報によると、
- 手数料は課税口座同様支払う必要がある
- 申込受付日(=国内約定日)の次の月の最終営業日までに証券総合取引口座に一括キャッシュバック
- キャッシュバック時の為替レートで円換算した金額がキャッシュバックされる
つまりたとえば、具体例でいうと、以下のような形となるでしょうか。
- 2016年1月15日 NISAで米国株を4000ドル分購入、手数料18ドル必要
- 同年1月29日 NISAで米国株を4000ドル分購入、手数料18ドル必要
- 同年2月29日までに、36ドル分が円で総合取引口座にキャッシュバック
なるほど。たしかに手数料は払い戻されたから、実質無料になりますね。
ですが。
仮に2月に急に円高が進行したら、キャッシュバックが1月に払った手数料に満たなくなり、無料じゃなくなっちゃいますね・・・
とはいえ、日本円で数百円の違いくらいにしかならないだろうから、そう気にする必要はないかもしれません。
上の例はあくまで既存キャンペーンにおける条件です。ですが、おそらくは既存条件を踏襲するものと思われます。 何にせよ、NISA口座を活用する投資家には喜ばしい限りです。