米株価市場3日続落、絶賛利上げ織り込み中?
2016/03/09
米株式市場が3日続落しているとのことです。
S&P500株価の週間の下落値としては、チャイナ・ショックが発生した8月以来の大幅安だそうです。
8月下旬のチャイナ・ショックから約2か月が経過しました。
米株式市場は9月はほぼ横ばいだったものの、10月には急上昇してほぼチャイナ・ショック前と同水準まで回復しつつありました。
その回復能力は日本経済も見習ってほしいものです。
アメリカは2008年発の100年に一度と言われるリーマンショックから、空前の金融緩和でわずか5年で回復したというのに、日本はいまだに1991年の不動産バブル崩壊を引きずっています。
(私が就職した2004年だって、就職氷河期と言われていました。バブル崩壊から10年以上経っているのに・・・)
今回のチャイナ・ショックと比較しても、8月上旬の日経平均株価20000円台に未だ到達しておらず、日本の経済回復力は鈍重と言わざるを得ません。
文化の違いといえばそれまでなのでしょうが、こういった日米の経済の強さを比較してみると、日本よりもアメリカの方が投資先としては魅力があるように思えてしまいます。
それはさておき、順調に回復しつつあった米株価がここにきて、また下落しています。
S&P500 3か月の株価チャート
この原因は、やはり利上げでほぼ間違いないでしょう。
予想を上回る米雇用統計を受け、12月の利上げの可能性は格段に上昇しました。
為替がいち早く反応したように、株価も徐々に利上げを織り込んだ数値に調整されていくと考えられます。
私は今年のNISA枠の残り20万円を、海外ETFで消化しようと予定しています。
今年も残り1か月半、市場をじっくり観察して海外ETFの買い時を探りたいと思います。