10月米雇用統計発表、非農業部門就業者数27.1万人増!~利上げ待ったなし!?
2016/01/30
こんにちは(・Д・)ノ
10月の米雇用統計が6日発表に発表されました。
米雇用統計とは、アメリカの雇用情勢を反映した経済指標で、毎月発表されます。
10数項目あるようで、私も全部詳しくはしらないのですが、この中でも特に非農業部門の就業者数と失業率は重要数値です。
さて、今月の米雇用統計によると非農業部門の就業者数が27.1万人増加したとのことです。
予想値である18.5万人を大幅に上回る結果となりました。
朝、新聞でこの数字を見たとき、何かの冗談だろう!と一瞬思いました。
先月9月の非農業部門就業者数は14.2万人増。そこから一気に倍近く数字を伸ばしたことになります。
過去1年の非農業部門就業者数の推移
上の表をみると、今年の5月をピークに毎月下げていたのがわかります。おまけに9月までは予測値よりも下回っていますね。
この雇用統計結果と8月のチャイナ・ショックの影響を鑑み、利上げは年内見送りだろうという見方をするアナリストがかなりいました。
私も年内利上げは無いだろうなと踏んでいました。 今日のこの雇用統計を見るまでは。
さて、この非農業部門就業者数。「週間ダイヤモンド」という雑誌の受け売りなのですが、15万人がボーダーラインでこれを上回るとドル高に、下回るとドル安になる傾向があるようです。
では、この結果を受けて、今日は為替はどんなことになっているのでしょうか?
米ドル/円 3日間の推移
一気に1円も上がっています!
この急激なドル高、市場はもう利上げを織り込んでいると判断してもいいかもしれません。
まるで12月の利上げは確定事項だといわんばかりです。
120円前後でフラフラしていた時期にドル建て資産を買っておけばよかったと、少々後悔しています・・・
アメリカ的には利上げをしない理由は無いでしょう。
しかしながら、利上げは世界経済、特に中国などの新興国の経済に多大な影響を及ぼします。
FRBはどのような判断を下すのでしょうか。