冷水をぶっかけられた日本株式市場
2016/06/12
日経平均が冴えません。
今週、月曜日の16,373円から始まった日経平均株価は、金曜日の今日の終値16,601円と、やや上昇はしました。
とはいえ流動性に乏しく、薄商いの心肺停止に近い状態です。
うーん、私の思い描いたシナリオでは、日経平均17500~18000を目指して上昇するものと信じていたのですが、これはもう撤回したほうがよさそうです。
やっぱり1週間前の夜に起こったあの出来事が、株価上昇の水を差したのだと思います。
想定外の米雇用統計
前回記事にしたとおり、ちょうど一週間前、6/3の深夜に発表された米雇用統計は、市場予測と大きくかい離していました。
市場予測が16.4万人、実測値が3.8万人です。
この結果を受けて、アメリカ経済は回復が十分でないと判断され、6月の利上げはほぼ無くなったと市場が受け取り、大きくドル安円高に傾きました。
6/3の日中はドル円109円だったのが、およそ106.5円にまで円高が進みました。
円高は株安とセットなので、日経平均先物も300円ほど下落をしました。
薄商いながらもジワリと株価が上がっていたのが、雇用統計によって水を差されてしまった。
これが6/3から現在の日本株式市場だと、私は考えています。
しかも、今現在(6/10 23時)、NYダウは150ドルほどマイナス、日経先物も250円ほどマイナスと、日米同時株安中です。
もしかすると、イギリスのEU離脱を市場が織り込み始めたのかもしれません。。。
私は日経平均ブル2倍ETF(1579)を保有中なのですが、もう手仕舞った方が良いかもとぼんやり考えています。
とはいえ。
PER14で日経平均16,781円だから、今の日経平均はPER14を切っていることになります。
PERを基準に考えると、やはり後少しは株価が上がってもおかしくありません。
まだワンチャン残っていると、もう少し様子を見るのもありだとも思っています。
手仕舞うか、ホールドか。
迷いますが、日曜日までに決めてアクションしたいと思います。
2016/06/12 追記
日曜日の今日、処遇を決めました。
損切りラインを設置して、それを下回れば売るようにしました。