サミット中も相変わらずの薄商い、本番は6月から?
昨日から開催されていた伊勢志摩サミットが、今日無事に閉幕しました。
特に目新しい内容はなく、先行きが不透明な世界経済に関する議論を中心に、予定調和で行われたとのことです。
市場の方もそれは織り込み済みだったようで、今日の東証一部の売買代金はまたしても今年最低を記録したようです。
日経平均そのものは続伸したものの、今のところ、これといって材料が無い状態なのでしょう。
問題は、この薄商い状態がいつまで続くか、です。
財政出動に期待
市場が一番期待しているのは、「財政出動」であると予想されます。
これは直ちに実体経済に効くもので、株価に対しても一定の効果が期待できます。
とはいっても、大した額ではサプライズとはならず、市場の反応も鈍いものとなるでしょう。
一説では、10兆円程度では殆ど株価に影響を与えないのだとか。
それぐらいは市場も織り込んでいる、というわけですね。
聞きかじりなので、本当かは定かではありませんが、規模は15兆円くらいあって、はじめて株価上昇に繋がるのだそうです。
個人的には、新興国に対して20兆円もばらまくのだから、財政出動もこれくらいあっていいんじゃないかなと思うのですが、どうでしょうか。
その財政出動の表明時期ですが、これは具体的に分かりませんが、少なくとも6月以降だと思います。
だとすると、市場が再び動くのも6月からになるのではないでしょうか。
もしも財政出動の規模が予想よりも大きいと、日本市場の6,7割を占める外国人プレイヤーが「ブラボー、アベ。ブラボー、アソー。」と積極的に買いに出て、日経平均うなぎ上り・・・になるかもしれません。
いずれにせよ、6月以降に大きく市場は動くことを、肝に銘じておいた方が良さそうです。