タカタにパトロン誕生でストップ高!もう関係ないけど・・・
私はかつてはタカタの株主でした。
4月のタカタ株急落時に、リバウンド狙いで投機的に購入したものです。
が、想像以上に株価が下落して怖気づいてしまい、買値付近まで運よく戻したところで手仕舞いました。
そのタカタが今日、ストップ高を演じました。
タカタはかねてより再建のため支援協力者を募集していましたが、米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)名乗り出て、タカタを支援する方針であると日経新聞に掲載されたのが原因です。
タカタの過去1週間の株価チャート
昨日までジリジリと微妙に上がっていましたが、今日は前日比80円プラスの458円のストップ高となりました。
原因は上述のとおり、KKRがタカタを支援すると日経新聞が報じたためです。
いわば、ようやくパトロンが見つかったといったと所なのでしょうか。
今まで300円台が当たり前だったのが、ようやく400円台に復帰しました。
思えば、3/30にタカタ株がストップ安になって、下げ止まったと予測したのが400円前後の時でした。
4/4、私はタカタの株主となりました。
株価は十分下がったのだから、あとは上がるだけだろうと予測したのです。
ところが、それに反してタカタ株は更に下がっていき、ついには350円まで落ちてしまったのです。
含み損にして約10万、これを抱えている間はかなり堪えました。
完全に目論見が外れた、400円でも下がり過ぎだろうに、ここまで下がるか普通!?
様々な感情が交錯する中、私のなかでこの銘柄への投機は失敗であったと結論付けました。
投資失敗を認め、損切りラインを設置したものの、そこまでは下がらず、運よく日銀緩和期待に呼応する形で4/15に400円強まで戻ってくれたので、そこで売却しました。
プラマイはほぼゼロで逃げることができて、心の底から安堵しました。
もうこの銘柄は触るまいと心に誓いました。
それから月日が流れて今日、タカタはストップ高を決めたのでした。
もはやタカタは関係のない銘柄なので、ストップ高の恩恵は当然ありません。
4/4でタカタ株を買って以降、途中の株価の値動きは気にせずに持ち続けていられたら、結構な利益を得られたでしょう。
ですが、それは不可能だと身をもって思い知りました。
途中の含み損に耐えることが出来なかったし、恐怖心も乗り越えることはできませんでした。
株は最終的には胆力だ!
ピーター・リンチの言葉ですが、タカタ株のおかげで、これは真実を言い当てたものだと心の底から理解しました。