ロゼッタのストップ高に「官民戦略プロジェクト10」あり
昨日はストップ安の三菱自動車(7211)を取り上げましたが、今日はストップ高となったロゼッタ(6182)という銘柄を取り上げます。
ロゼッタは去年の11月に上場したばかりの企業で、本ブログでも実は何度か取り上げています。
上記はブログを初めて間もない頃の記事で、読み返してみると、なんとなく若さと情熱にあふれているのが伝わってくるような気がします。
あのころは若かった・・・。
上場直後は高値をつけていても、日が経つにつれてIPOフィルターが剥がれて株価が下がる銘柄が殆で、ロゼッタもそのうちの一つだったのですが、今になってまた存在感を増してきました。
ロゼッタの過去3か月間の株価チャート
ロゼッタは上場直後こそ、4500円前後までいったものの、その後はテンションダウンしてしまい1000円ちょっとまで下落してしまいました。
上記の1月下旬から2月までは冴えない感じでしたが、再評価されたのか徐々に上がっていき、今日ストップ高で4115円で引けました。
このままの勢いだと、上場直後の4500円を超えていきそうです。
なぜロゼッタがストップ高になるほどまで急騰したのか?
それは、19日に産業競争力会議が示した「官民戦略プロジェクト10」が大いに影響していそうです。
「官民戦略プロジェクト10」とは、簡単に言えば、官民総出で国を挙げて将来有望な成長市場を開拓していこう、というキャンペーンみたいなものです。
自動操縦やドローン、AIといった分野をさらに開拓して、もっと大きくしていこうと音頭を取ったわけですね。
その白羽の矢がたてられた企業のひとつが、AIによる自動翻訳事業を展開しているロゼッタだったのでしょう。
自動翻訳はとてもニッチだけど、確実に需要があってしかもまだまだ成長・進化を見込める分野。それを手掛けるロゼッタは面白い企業だと前々から興味を持っていたのですが、このような形で再注目されるとは思いませんでした。
1000円ちょっとの時に仕込んでいたらなあ・・・。
なんて言っても、もちろん後の祭りですね。
さすがに今からではお高すぎて手が出せません。
ロゼッタが果たしてどこまでやれるか、興味津々です。