割に合わなかったタカタ株
4/4にタカタ(7312)を407円で1000株購入、翌5日にもナンピンで387円で1000株購入して、平均取得価格397円で2000株を保持していました。
しかし、その後の株価推移を見守っているうちに、タカタへの投資は分が悪かったと考え直し、先日(4/15)全て売却しました。
株価403円ですべて売却したので、一応利益はわずかながら得ることができたのですが、個人的には投資失敗、割に合わないと思いました。
なぜか?
タカタの株価チャート(一ヶ月)
これがタカタの過去一か月間の株価チャートになります。
ストップ安を演じたのが3/30、525円あった株価が414円まで急落してしまいました。
それまではおおよそ500円~550円の間に収まっていたのが、急激に400円ちょっとまで下がってしまったのです。
400円ちょっとの時点でのタカタのPBRはわずかに0.23倍。企業価値の1/4の株価でしかない、常識的に考えれば正に異常安です。
この時点で私は購入を決意しました。
ほとぼりが冷めれば、500円は厳しいかもしれないが、少なくとも450円くらいまでは回復するはず。
リバウンドが必ずくるはずだから、これを狙おう、と。
まだまだ下がったタカタ株
407円で買った4/4当時、下がってもせいぜい1割安の365円程度だろうとタカをくくっていました。
400円ですら異常安。これ以上下がることはありえない、考えられない。
しかし、現実は違いました。
4/4から4/8までズルズル下がり連日最安値を更新し、4/8の終値は350円。PBRは0.2倍だったかと思います。
ちょうど日経平均の調子が悪い時期でもありましたが、これは完全に想定外でした。
まさかここまで下がるとは・・・・・・
4/8の時点で約10万円の含み損を抱え込むことになりました。
正直にいって、非常に不快でした。
この時点で、タカタへの投資は失敗であったと悟りました。
タカタは不発弾を常時抱えているような銘柄、あまり長くは持ちたくありません。
早々に手放そうと心に決めました。
日経平均につられるように上昇
4/8の時点で損切りポイントを320円に設置しました。
損失が最大でも約16万円。痛いが致命傷ではない。
また、もしかしたらリバウンドがやってくるかもしれない。400円前後まで回復してくれたら、利益を得ることは考えずに売り払おう。
手仕舞いポイントを、下は320円、上は400円と心に決めました。
そうしたら4/12にやってきました、待ちに待ったリバウンドが。
タカタの株価上昇は凄まじく、日経平均につられるようにしてミルミル上がっていきました。
4/14の終値が410円にまで達しました。
売るなら今だ!!
その夜成行で売却注文を出し、翌4/15に403円で約定しました。
何とか損を出さずに売り抜けることができたのです。
これ以上持つのは割に合わない
ストップ安になってから数日後にあえてタカタ株を購入したのは、もうこれ以上下げようはない、もう気のすむまで下げただろうと自分なりに判断したからでした。
しかしながらその判断は結果的には甘く、その後も猛烈な勢いで下がり続けました。
400円でも異常安なのに、まだ下がるというのか?
この銘柄は一体どれだけ嫌われているんだ?
様々な思いが交錯しました。
タカタ株の最安値の332円は、今後も悪材料が出たらここまでは下がるという目印になります。
平均397円でホールドし続けるのは、もはや割に合わない、一刻も早くリリースすべしと判断しました。
運よく400円まで回復してくれたからよかったものの、今回のタカタ株のトレードは自分の中では明らかに失敗でした。