今の時代、投資信託の販売手数料は無料が普通
投資信託を買う場合、商品の性質はもちろんのこと、販売手数料と信託報酬といったコストにも十二分に留意しなければなりません。
思うに、こういったコストは軽視されがちですが、手数料や信託報酬の大小によって後のパフォーマンスが大きく変わってくるので、細かいことと軽視せずにきちんと考えるべきです。
特に販売手数料、これはネット証券ではタダとなる投資信託が多いです。
例えば、MSCIコクサイをベンチマークするインデックスファンド「たわらノーロード 先進国株式」もネット証券では手数料無料です。
投資信託は買う時に手数料がかかるものと固定観念があるかもしれませんが、今の時代、むしろ投資信託の販売手数料は無料が普通です。
リアルで投資信託の会話が!
冒頭のようなことを書いたのには、きっかけがあります。
所用で知人との待ち合わせのため足早に移動している最中、
「最近SBI証券に口座作ってさ~・・・」
という声が後ろから聞こえてきました。
むむ、リアルで「SBI証券」という単語を聞いたのはもしかしたら初めてかもしれません。
どんな会話するんだろうと、歩く速度を緩めて聞いてみることにしました。
AさんとBさんの会話
Aさん「最近SBI証券に口座作ってさ~、まだ金入れてないけど、投資信託買うつもりなんだ」
Bさん「SBI証券って、ネット証券ですよね?投資信託、銀行とかで買わないんですか?」
Aさん「いや、銀行だとなんか手数料とられるみたいなんだよ。SBI証券なら、投資信託買う手数料がかからないんだ」
Bさん「でも、投資信託って普通手数料かかりますよね?」
Aさん「いや、窓口販売の場合、投資会社は銀行に金融商品を売ってもらっているから、その分手数料がかかるんだけど、ネット証券の場合はそんな手間がないので手数料がかからないんだよ」
Bさん「へえ~、そうなんですか~」
投資信託は手数料は取られない!
Aさんのファイナンシャル・リテラシーの高さに関心する一方、Bさんのように投資信託は手数料がかかるのが普通と考えている方が大勢いらっしゃるだろうと思いました。
SBI証券のようなネット証券で扱う投資信託は、かなりの数のものが販売手数料無料で販売しています。
販売手数料が無料の投資信託のことを、ノーロード投資信託ともいいます。
ただし、ネット証券で販売しているからといって、すべての投資信託がノーロードであるとは限らないので、そこは注意が必要です。
インデックスファンドは殆どがノーロード(手数料無料)の投資信託になります。
まとめると
本記事で言いたいことをまとめると、以下になります。
- 販売手数料無料の投資信託は決して珍しく無い
- ネット証券では販売手数料無料の投資信託(ノーロード投資信託)が多い
- ネット証券でも手数料無料ではない投資信託が存在する
もし、「投資信託を買うのに手数料はつきもの」と思っているのならば、その考えは改めましょう!