1年4か月持ち続けた毎月分配型投信を、一度も普通分配金を受け取ることなく売却しました
2017/09/30
2016年12月12日、保有している以下の毎月分配型投資信託の解約指示を出し、翌12月13日に無事に約定しました。
- ラサールGリート毎月分配型
- ワールド・リート・OP毎月決算
- 損保JPNグローバルリート
- 日本株アルファ・カルテット
購入が2015年8月半ばだったから、1年4か月持ち続けたことになります。
毎月分配型は資産形成の目的からは外れた金融商品であり、金融資産を築き上げるという投資目的とはミスマッチであることから売却の機会をうかがっていましたが、先月からのトランプ相場で円安に大きく傾いたのを機に、手放すことを決断しました。
計-69,380円の損失となりました。
初期に購入した毎月分配型投信
投資に目覚めた私が、真っ先に購入したのが毎月分配型投資信託でした。
2015年8月中旬、上述の毎月分配型投信を購入しました。
何か投資するのに良い商品が無いか調べたところ、毎月一定金額をもらえる素晴らしい投資信託があることを知りました。
もちろんそんな上手い話は無く、利が乗らなかったときは元本がそのまま払い戻されてしまう上に信託報酬が2%近くもあるという、長期投資には向かない金融商品だったのです。
そのことに早々に気づいたのですが、せっかくだからしばらく持ち続けて評価額がどのように推移をするか観察してみようと考えました。
1年4か月持ち続けた結果、純粋な利益に相当する普通分配金を一度も受け取ることなく、元本払い戻しである特別分配金しか貰うことができませんでした。
普通分配金って何?おいしいの?そんなの都市伝説でしょ?って感じですね。
もちろん、買った時期がチャイナショック直前と最悪のタイミングだったのも大いに影響していると思います。
もういいだろうと見切りをつけていたものの、中々売却する時期がやってこなくて困っていましたが、トランプ相場が先月よりやってきて、チャンス到来とばかりに手仕舞うことを決意しました。
毎月分配型投信の損益率
私の場合、「特別分配金+売付金額」と「買付金額」の差が毎月分配型のトータルリターンになります。
投信毎に毎月分配型の損益率を計算してみました。
ファンド名 | 買付金 | 分配金 | 売付金 | 損益額 | 損益率 |
---|---|---|---|---|---|
ラサールGリート毎月分配型 | 411, 100 | 96, 000 | 290,600 | -24,500 | -5.96 |
ワールド・リート・OP毎月決算 | 463, 600 | 112, 000 | 333,800 | -17,800 | -3.83 |
損保JPNグローバルリート | 590, 850 | 130, 500 | 439,750 | -20,600 | -3.49 |
日本株アルファ・カルテット | 76, 960 | 24, 000 | 46,480 | -6,480 | -8.42 |
合計すると-69,380円(-4.73%)の損失となりました。
意外と大したことが無いというのが、正直な実感です。
もっと派手に、30万くらい損失を出しているものかと覚悟していたからです。
フロンテオの23万円に比べれば軽いものです。
アルファ・カルテットの損益率は他の投信と比べてやはり悪いですね。分配金を過剰に出す投信はパフォーマンスが悪いことが実証されました。
アルファ・カルテットは依然として人気のようです。もしもあなたがこの投信を購入しようと考えているなら、再検討を強くお勧めします。
先月からのトランプ相場は、やはり毎月分配型投信にも恩恵をもたらしているようです。
チャイナショック直前に購入して、この程度の損失で済むことが出来れば御の字です。
良いタイミングで解約したものと思います。
売却資金は徐々に米国株に
毎月分配型の売却資金は計1,110,630円です。
111万円もの現金を手に入れました。
このお金は徐々にドルに為替振替をし、米国株購入用に回すこととします。
これでまた、余分な資産を整理することができました。
投資初期は方針も定まっておらず、大して考えもせずに投資目的とは合わない毎月分配型投信を購入してしまいました。
約7万円の損失額は勉強代として受け止め、ポジティブに前に歩を進めていきます。