MMM、MO、STZ、UNHの4銘柄を売却した
10月初旬、今年最大級に動きました。
MMM(スリーエム)、MO(アルトリア・グループ)、STZ(コンステレーション・ブランズ)、UNH(ユナイテッドヘルス・グループ)の米国株4銘柄を手放しました。
いずれも素晴らしい銘柄であり、業績に特に問題も見られず、超長期で考えれば手放す理由は無いのかもしれません。
しかし、私の中で想定通りの動きをしてくれなかった、ということで今回売却の判断をしました。
- MMMを150.90ドルで40株売却(2019/10/03)
- MOを40.25ドルで110株売却(2019/10/03)
- STZを196.39ドルで25株売却(2019/10/03)
- UNHを213.89ドルで31株売却(2019/10/03)
MMMの場合
MMMは2016年からの付き合いで、3年以上持ち続けていました。
17年までは好調だったものの、18年から急激に下落、一時は250ドルあった株価が150ドル台まで下がりました。
米中貿易戦争による業績不振の影響ですが、これは余りにも下がり過ぎで、私の想定を超える下落幅でした。
この3年間で市場平均は、例えばS&P500は2,200→2,900と30%以上も上昇しています。
にも関わらずMMMは含み損となり、期待を裏切る結果となりました。
3年間地合のいいにも関わらず含み損に転落するような銘柄なら、別に個別で持つ意味は無いと思い、手放しました。
平均取得単価:175.90ドル、売却単価:150.90ドル
損益率:-14.21%
MOの場合
MOは2018年12月に52ドルで買ったのが始まりでした。
その時でさえ、タバコ株には悲壮感が溢れていました。
あれから10か月、株価下落は留まる事を知らず40ドルにまで下がりました。
2018年12月の段階ではさすがに売られ過ぎだから株価は盛り返すだろうと見積もっていましたが、チョコレートパフェのように甘い考えでした。
この銘柄は配当目当てではなくキャピタル目当てで買ったもので、その見込みはあえなく外れ、回復する気配がまるでなさそうなことから、売却判断を下しました。
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平均取得単価:49.45ドル、売却単価:40.25ドル
損益率:-18.64%
STZの場合
STZはコロナビールのメーカーで、ここ数年は右上がりでした。
また大麻事業に本格参入するということで、その期待も込めて購入しました。
しかしワインや蒸留酒等他の酒類でカバーしているとはいえ本業となるビール事業の業績は微妙で、今月3日の決算では大幅に下落しました。
この銘柄、ボラティリティが激しすぎるのですね。
生活必需品セクターでもっと緩やかだと想定していたのですが、少々値動きが粗いです。
大麻は成長産業とは言うけれど、それが利益になるか、そして最も大事な株価上昇につながるか、どうにも微妙なところで、そもそもPERから見ても割安とは言えないから、含み益のあるうちに売却をしました。
平均取得単価:184.04ドル、売却単価:196.39ドル
損益率:+6.71%
UNHの場合
UNHは2018年9月に購入しました。
米国の保険事業リーディングカンパニーの位置づけですが、今年に入って民主党議員が提唱する国民皆保険制度により低迷、回復することなく今に至ります。
春にバーニー・サンダース議員から名指し批判されたこともありました。
その時は今だけと思ったものですが、半年経過しても回復の兆しがありません。
私の知らない何かがあるのか?それとも楽観的すぎたのかと疑念を抱くようになり、これ以上のリスクを冒すよりは手放す決意をしました。
平均取得単価:248.06ドル、売却単価:213.89ドル
損益率:-15.97%
市場平均より遥かに劣るのは厳しい
STZはともかく、MMM、MO、UNHは今年持っているだけで含み損が拡大する、今年だけ限定すると不良銘柄でした。
特に1~4月の回復期、市場平均は大きく戻したのにこれら3銘柄は大して回復しませんでした。
買った時の自分の想定とは外れ、ちょっと持ち続けるのはしんどいかなと思い、全て切ることにしました。
業績、知名度、実績、共に申し分ない銘柄たちではありますが、私との相性はよろしく無かったようです。
今後も個別株は自分が信頼して持てないと判断した場合は躊躇なく手放すこととします。