81年生まれが投資による資産運用を真剣に考える

市場でもがく一個人投資家のリアル、お伝えします。月1で資産状況公開中。

*

トランプ辞任でむしろNYダウは上昇する!?

      2017/05/23

トランプ大統領がロシアに機密情報を漏らした疑いにより弾劾される可能性ありとして、17日にNYダウは約400ドルも下げることになりました。

このままズルズル下がる恐れもあったのですが、先週末の19日には株価はある程度回復してNYダウは20,804ドルで引けました。

ところが、この俗に言う「ロシア・ゲート事件」により、万一トランプ氏が大統領を辞任することになったら、NYダウは下がるどころか上昇するという意見もあるのです。

誰もがウォーターゲート事件を連想

トランプ大統領が本当に弾劾されるかは不明で、現時点では五分五分であると思います。

アメリカには1972年、ニクソン大統領の「ウォータゲート事件」が発覚し、それから二年後の1974年に弾劾裁判まで発展し、1974年8月9日についに大統領を辞任してしまったという歴史があります。

おそらく市場関係者の多くが、「ロシア・ゲート事件」を「ウォータゲート事件」に重ねたことでしょう。

上記は1972年~74年のNYダウの株価チャートです。

ニクソン辞任の1974年8月に、大きく株価が下げていることが分かります。

歴史に学べば、トランプ大統領が弾劾されて辞任にまで追い込まれれば、NYダウも大きく下落するものと普通は予測するでしょう。

ところが、むしろトランプ辞任はプラス!

しかし、今回のケースではトランプ辞任はむしろアメリカ市場にとってプラスであるという意見も耳にしました。

その理由は、万一トランプ大統領が辞任した場合、後任としてマイク・ペンス副大統領が大統領に就任するからです。

マイク・ペンスという人物は市場から信頼されている人物のようで、トランプ氏のように過激な発言を繰り返す不動産屋上がりではなく、穏便でインディアナ州知事等を経たことで政治経験も豊富なことから、むしろトランプ氏よりペンス氏の方が大統領にふさわしいと思われているとのことです。

ニクソン時代の副大統領はジミー・カーター氏で、この人物は市場から全く信頼されておらず、結果NYダウが大きく下落することになったという話です。

対して、ペンス氏は市場からは評価されているので、ウォール街は歓迎してむしろNYダウは上昇するだろう、というのです。

大統領辞任はまだまだ先

ニクソンのころは、「ウォータゲート事件」発覚から辞任まで二年以上の歳月を要しました。

これにならえば、トランプ氏が実際に辞めることになったとしても、しばらく先の話でしょう。

私個人の極めて勝手な意見を言えば、市場の評価が高いペンス氏が大統領になることで本当に世界経済にとってプラスとなるのであれば、より安心してアメリカ市場に投資することができます。

 - マーケット状況