今のトランプ相場は難易度が高すぎる!
物凄く久しぶりに「マーケット状況」カテゴリの記事を書きます。
前回のマーケット状況の記事はいつだったか調べてみたら、去年の12月14日に書いた「トランプ相場で「株なんてちょろいぜ♪」などと相場を甘く見ないように」まで遡ります。
ううう、自分で書いておいて何という心に刺さるタイトルなのでしょう。
トランプ・ラリーに沸いた12月から約2か月経過した今、相場の難易度は格段に跳ね上がりました。
「ベリーイージー」から「ハーデスト」まで難易度が上がった感じです。
今の相場は難しい!
過去1か月の日経平均株価チャート
上の図は日経平均株価の直近1か月の株価チャートです。
トランプ氏が大統領に就任したのが1月20日のことですので、今日でちょうど3週間が経過したことになります。
こうやってチャートを眺めると19,000円を中心に大して株価は動いていないように見えます。
上に行くのか下に行くのか、さっぱりわからない、所謂持合い相場です。
トランプ大統領はTPP離脱を表明したり、オバマケアの撤廃を命じたり、極めつけは入国禁止令を出したりと、大統領令を惜しみなく発行しています。
どれもインパクトの大きい、今後の世界経済に大いに影響を及ぼしそうな命令であるのにもかかわらず、市場の反応は薄かったです。
まるで「そんなこと、とっくの昔に知ってるよ」と言わんばかりです。
思い返してみても、確かにトランプ氏は大統領選の時からの公約をそのまま実行しているだけで、トランプ氏を選んだ有権者からすれば期待通りの政策を行っているにすぎません。
だからこそ、市場でも大した反応は見せず、株価は穏やかに推移しているのでしょう。
スイングトレード絶不調!
これは私個人の話ですが、1月に11万円もスイングトレードでやられてしまいました。
トランプ大統領に警戒して、チャートからも下に向かいそうだと判断して空売りを仕掛けたら、無残にも株価は反発して大きな損失を出してしまいました。
今日も日経平均株価が471円も上昇し、昨日まで保持していた売り建玉が損切りラインに達して決済され、損失を出しました。
朝一である寄付き直後に、スイングトレードを行っているライブスター証券からメールで損失のお知らせが来るから、一日が暗い気持ちで始まってしまいます。
今年になってスイングトレードの調子は良くありません。
もしかしてスイングトレードはやらない方がいいのかな、とかなり弱気になっています。
今は難易度が高い!
短期売買もしている立場からすると、日経平均19,000円から上下にフラフラしているから、買ってもダメ、売ってもダメのいわゆる「往復びんた」を食らいやすいです。
トレーダー目線では今の相場は本当に難しいと思います。
が、長期投資家からすればノイズにしか感じていないことでしょう。
今のような短期で獲るのが難しい相場は、動かずにジッとしているのも一つの手なのかもしれません。