五か月ぶりに17200円の壁をブチ破った!これはいけるか!?
今日の日経平均株価は珍しく勢いがあり、前日比+236円の17,235円で取引を終えました。
17,000円台どころか、17,200円を突破しました!!
17,200円を超えたのは5/31以来のことで、約5か月ぶりの出来事となります。
チャート上に200日移動平均線や52週移動平均線といった、いくつかの妨害ラインが存在していましたが、17,200円を抜けたことで邪魔するものはいなくなりました。
これは期待できるか!?
日経平均17,100円を超えるのは難しいと思った矢先
9日前の10/11は200日線を超えた日で、その日の記事に以下のようなことを書きました。
今まで押さえつけられてきた200日線を超えたのだから、今度こそ上に突き抜けてほしい思いはありますが、まだ乗り越えなければならない節目があります。
- 前回の高値である9/5の17,156円
- 52週移動平均線である17,115円
この二つが、強力な壁として立ちはだかってくるでしょう。
この17,100円台を超えた時こそ、本当の意味で日経平均は上に飛び立つことができるのではないでしょうか。
日経平均株価は7月下旬以降、小さなレンジで上がったり下がったりのじれったい推移を見せていました。
小幅でありながら徐々に安値を切り上げていったことから、テクニカル的にダウ理論成立で上昇の気配を感じていました。
これは上に行く!と期待しても、200日線や52週線といった壁に跳ね返され、煮え切らない日が続きました。
このため200日線を超えた10/11時点では、今までのパターンから簡単には上がってくれないと覚悟していました。
それからわずか9日後の今日、簡単に壁を乗り越えてくれました。
52週線を抜けたことで、もう遮るものはいない!
上図は週単位で表したローソク足のチャートで、緑の線が52週移動平均線(52週線)です。
52週線とは、過去52週間の終値の平均の連続を表したもの。
図の通り今年に入ってからの日経平均は常にこの52週線の下で低迷していました。
6週ほど前に52週線を伺おうとしたのですが、あえなく跳ね返されています。
同じく200日線にも今年何度も跳ね返されましたが、10/5以降は日経平均は常に200日線を上回っています。
200日線に続き、今日52週線も抜けた。
この強大な壁を陽線で抜けたことにより、日経平均を邪魔するものはチャート上いなくなりました。
本当に上昇するか?
ただ、チャート上は完全に上昇が期待できても、確実に株価上昇するとは限らないのが株の難しいところです。
チャートを見る限りは、いかにも上に向かいそうな気配があります。
しかし、利益確定の売り等で一時的に下落する可能性も捨てきれません。
まあまあの確率で上昇するだろうが、下落する可能性もあるとしか言えません。
チャート的には上に向かう力が強いことを念頭に、明日以降も相場を観察していきます。