今年の漢字は「金」みたいですが、個人的には「騒」
年末の恒例行事、「今年の漢字」が今日発表されました。
今年の漢字は“金“に決まりました。
正直、え??って感じで、まるでそんな実感はありませんでした。
何故金が選ばれたのかは、それは99%がリオオリンピックが開催されたからだと思われます。
個人的には“金”よりも“騒“の方が、今年を一文字で表すのにふさわしいのではないか、と一人思っています。
今年の漢字が”金”である理由
何故今年の漢字が”金”なのか、それは上述の通り、99%がオリンピック開催イヤーだからでしょう。
“金”は2000年と2012年にも選ばれており、今年で3回目です。
言うまでもなく2000年、2012年共にオリンピックイヤーです。過去の例にならって今年も”金”にしようと、多くの人がこの漢字を選択したのでしょう。
他にも、舛添前都知事の政治資”金”問題であったり、イチロー選手の3000本安打達成という”金”字塔等も理由に挙がったそうです。
確かに、そう言われてみれば納得します。
ただ、過去2回選ばれていることから、どうしてもオリンピックの比重が大きいと考えてしまいます。
4年後の2020年は東京五輪の年、2020年の漢字も高確率で”金”が選ばれることでしょう。
今年の漢字を見ると、その年を振り返ることが出来る
過去10年、今年の漢字で選ばれた漢字は以下の通りです。
- 2015年:安
- 2014年:税
- 2013年:輪
- 2012年:金
- 2011年:絆
- 2010年:暑
- 2009年:新
- 2008年:変
- 2007年:偽
- 2006年:命
2015年は新聞やテレビといったメディアで散々議論された”安”保関連法案の安を取ったということで、納得です。
2014年は消費”税”が5%から8%へ、17年ぶりに引きあげられた年でした。これも納得。
2013年の”輪”って、なんでしょうか??ううむ、全く分かりません。
2011年は震災という非日常の出来事が起こってしまったことで”絆”の大切が再認識された年ですし、2010年は記録的な猛暑だった年で、2009年は民主党(現:民進党)に政権交代した年で政治が新しくなると期待された年、2008年はオバマ大統領のチェンジ・・・と、確かに今年の漢字を見ると、その年に何が起きたのかおおよそ振り返ることができます。
2016年は”騒”がしい年だった
2016年は本当に色々な出来事が、予想外の出来事が起きた年でした。
- 年初から恐ろしい勢いで日経平均が暴落
- SMAP解散報道
- マイナス金利政策発表
- 清原、覚せい剤所持で現行犯逮捕
- 舛添都知事、政治資金問題の責任をとり辞任
- イギリス国民投票でEU離脱派が勝利
- ポケモンGO旋風が世界を席巻
- 広島東洋カープ、独走優勝
- 米大統領選でトランプ氏が勝利
パっと思い浮かぶだけで、こんなにあります。他にも様々な事が起こり、世間を騒がせました。
相場には「申年は”騒”ぐ」というアノマリーがあるのですが、まさにこの格言通りの年となりました。
激動の2016年、個人的に今年の漢字は“騒“で決まりです。