「居つかない状態」で相場と対峙するのが理想
日経平均株価が冴えません。
9/2に17,000円を超えてこのまま上に向かうかと期待していたのですが、予想に反して9/8から17,000円割れ、それから5営業日が経過した今日、16,614円まで下がりました。
この5日間はずっと陰線、つまり終値が始値を下回っていました。
だったら、このまま下がるのか?
いやいや、決めつけるのは良くありません。
「居つかない状態」で構えていることが重要です。
居つかない状態で相場と相対する
今、”結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる”という本を読んでいます。
本書は投資には直接関係はありませんが、結構売れている本であることに加え、自分が中々行動に移せないのんびり屋であること(ブログも中々筆が進みません・・・)から、ちょっと読んでみようという気になりました。
この本の文中に、「居つかない状態」というフレーズが出現します。
「居つかない状態」とは武道の言葉で、敵がどのような攻撃を仕掛けてきても良いように、いつでも動ける状態を保つこと、だそうです。
いかなる攻撃でも、すぐさま変化して対応することができる態勢なのですね。
このフレーズを目にして、まさに相場に対しても同じ状態でいることが重要なのではと思いました。
株価が上がりそうだから、買い。
株価が下がりそうだから、売り。
これはもちろんなのですが、毎回自分が思ったように相場は動いてくれるとは限りません。
そうした場合、これまで思い描いたシナリオを破棄して、相場の現状を受け入れて、新たにシナリオを再構築して対応することが求められます。
今の相場でいえば、強気の買いを一度手仕舞いにして、空売りを入れて下げにも対応する、といった感じです。
相場に合わせて自らも動く。まさに「居つかない状態」です。
頭から決めつけずに、相場が動いた方向についていく。トレンドフォローの形で投機できるのが理想です。
ところが、頭ではわかっていても、やろうとすると意外と難しい。
「こう動くであろう」と先入観を持つと、それが外れると自分が否定された気分になり、「何でこうならないんだ!」「絶対こうなるはずだ!」等と、意固地になってしまうこともあります。
幾度も経験を重ねて、「居つかない状態」の境地を身に着けることが出来ればと思います。
p.s.
“結局、「すぐやる人」がすべてを手に入れる”、読みやすくて中々良い本です。
それほど深い話はありませんが、すぐ行動に移せるようになるコツが掲載されています。
仕事が捗らず、やる気が中々出ないビジネスマンの方におすすめです。