なぜ日本株と米国株、両方に投資をするのか?
現在、野村HDやキヤノン、サンリオといった日本株に投資しています。
また、P&Gやアップル、コカコーラといった米国株にも投資しています。
日本株と米国株、両方に投資をしているのはもしかしたら珍しいのかもしれません。
ネットを見る限り、日本株に見切って米国株へ投資した人や、そもそも米国株は投資対象外としている人の方が圧倒的に多い印象だからです。
なぜ私が日本株と米国株の両方を投資対象にしているかというと、これら両方に可能性を感じているからです。
変動が大きく、ホームアドバンテージのある日本株
日本株はとにかく株価変動が大きいです。
大型株でも短期間に倍になることも珍しくありません。
例えば、野村HDは2016年6月のBrexitで、ロンドンシティに深いつながりがあるため不安材料と見なされ、株価を大きく下げることとなりました。
ところが日がたつにつれて、Brexitの影響は殆どなさそうだと市場は思い直し、徐々に株価が上がっていき、12月には6月時点と比べて株価が倍になりました。
運よく野村HDの株価変動を利用して、倍の利益を獲得することができました。
野村HDのような大型株でさえ、わずか5か月で株価が倍になることもあるのです。
このように売買のタイミングが上手く合えば、日本株で大きな利益が獲得できる可能性があります。
右上がりで、長期投資に向く米国株
米国市場は基本的に右上がりです。
S&P500指数に連動するETFを買って、ずっと持ち続けていれば高確率で資産を増やすことができます。
冒頭で述べた、P&Gやアップル、コカコーラといった私たちにとっても馴染みのあるアメリカの超優良企業の株価も長期で見たら右上がりです。
日本株は優良企業であっても、株価が右上がりの銘柄の数は少ないです。
数年前にアベノミクスで大いに沸いたものの、リーマンショック前の水準まで株価が戻らない銘柄がたくさんあります。
対して米国株は逆に著名な銘柄のほぼすべてがリーマンショック前の株価を上回っています。
優良株であれば、利確せずともただ持ち続けるだけで資産が増えていくのが米国株の魅力です。
性質の違う日米の株を使い分ける
株価変動しやすいため、タイミングが合えば短期間で利益を出せる日本株。
基本右上がりで、持ち続けるだけで徐々に資産を増やせる米国株。
このように同じ株であっても、日米では性質が大きく違うと認識しています。
日本株、米国株、どちらが良いのか一概には言えません。
私はまだ投資経験が浅いため、本当に適正があるのがどのような投資方法なのか、まだ自分でも計りかねています。
本格的に資産運用をはじめた1年半前と比べて、投資についての考えがかなり変わっていますし、これからも徐々に変わっていくでしょう。
今はただ、日本株と米国株、性格の異なる資産を使い分けた投資を考えています。