81年生まれが投資による資産運用を真剣に考える

市場でもがく一個人投資家のリアル、お伝えします。月1で資産状況公開中。

*

【米国銘柄&株価分析】IBM(IBM)~厳しい状況の中、反撃態勢を整え中

      2017/05/06

米国株分析第七弾、ターゲットはIBM(IBM)です!

企業名もIBM、ティッカーシンボルもIBM!

このIBMに対しても2016年4月下旬に日本円で15万円分、投資しています。

ネガティブなニュースが目立ちがちなこの銘柄の実情は、どうなっているのでしょうか。

(2017年5月6日 更新)

IBM銘柄分析

IBMとは

IBMは日本でもおなじみのIT関連企業で、特に個人用コンピューターの発展に多大な貢献をしてきました。

我々が今こうやってPCを使って、趣味なり仕事なりブログを書くなりできるのも、IBMのおかげといっても過言ではないでしょう。

1970,80年代はハードウェアで圧倒的なシェアと多大な利益を上げていたのですが、時代の流れと共に先細りとなり、ついにPC事業は中国のレノボに売却してしまい、いまではソフトウェアやサービス提供の方を主としています。

また、動画配信や人口知能にも力を入れているようで、Ustreamを買収したり、”ワトソン”という人工知能を開発したりと、今の流行りに乗り遅れまいと必死についていこうとする姿勢が見て取れます。

IBM株 基礎情報

ティッカー IBM
市場 NYSE
採用指数 DOW30 / S&P500
セクター 情報技術
設立年/上場年 1911年 / 1915年
決算期 12月
過去10年EPS成長率(%) 7.31

ティッカーはIBM、企業名もIBM。米国株のティッカーは分かりづらいのが多いですが、IBMは一発で覚えられます。

情報技術関連ということで新興企業のイメージがあるかもしれませんが、1911年設立とかなり昔から存在しています。

過去10年の一株利益成長率は7.31%で、なかなか良い水準です。

株価指標

指標 2016/6/24 2017/5/6
株価 146.59 155.05
PER 11.1 12.8
PBR 9.4 7.9
ROE(%) 100.96 73.04
ROA(%) 11.58 10.42
配当利回り(%) 3.62 3.61

PERは12.8倍と結構割安な感じです。

世間的に大して期待されていない証拠とも言えます。

自己資本でどれだけ利益を上げたかを表すROEは73.04%と非常に大きな値なのですが、自己資本が少ない証拠でもあります。

配当利回りは3.61%とかなり良いです。

株価チャート(過去11年)

IBMもやはりリーマンショックの影響からか2008年の秋に大きく株価を下げています。

そこから力強く上昇していったのはさすがですが、2012年で頭打ちとなり、2013年から一方的な下降トレンドとなっています。

2012年以降に投資した人から見れば、IBMはあまりいい印象は持たないでしょう。

利益・および配当(過去11年)

1株利益をみると、2014年にがくんと下げているのが分かります。

が、良く見ると、本業の利益である営業利益は2012年を頭打ちとし、翌2013年から2016年まで下げているのです。

13年はおそらく、何かしら資産を売って特別利益に計上することで、純利益を上げることに成功したのでしょう。

株価はとても正直に反応しており、本業である営業利益が減っていることに嫌気して、2013年以降の下降トレンドを形作ったのでしょう。

1株配当はきれいな直線を描いています。まだまだ増配余力はありそうです。

キャッシュフロー(過去10年)

(※営業CFマージンは、営業キャッシュフローを売上で割った値のこと)

キャッシュフローはあまり進歩がみられません。

逆の言い方をすれば、高いレベルで安定して稼げてるとも表現できます。

営業CFマージンは平均的な企業が11%ですから、IBMは毎年20%前後なのは立派です。

バランスシート(2016年)

(※)単位:百万ドル

純資産の少なさが目立ちます。

ROEが70%を超えているのも、この純資産の少なさによるものが大きいのでしょう。

しかし、それを差し引いても、IBMのキャッシュを獲得する能力は疑いようがありません。

負債があっても安定してキャッシュが入ってこれば、大した問題にはならないでしょう。

感想

見てきたとおり、2013年から今日までIBMは厳しい状況におかれているようです。

ですが、IBMもただ指をくわえて落ちぶれるのを待っているわけではなく、不採算事業であるPC事業を売却したり、これから発展していくであろう人工知能や動画配信といった分野に積極的に投資したりと、態勢を整えている真っ最中のように見受けられます。

それらの経営努力が実を結ぶのがいつになるのか、また本当に報われるのかは何とも言えません。

IBMは過去10年増配を続けており、配当利回りも3%超えと高水準です。

私は、配当を受け取りながら、IBMの業績が好転するのをゆっくりと待ってみるつもりです。

今すぐ株価が急上昇するとは思えないけど、厳しい状況である今が絶好の仕込み時なのかもしれません。

 - 米国株_分析