IBM、決算が市場予測を下回り株価急落・・・
昨夜IBMの決算が発表されました。
市場のコンセンサスを下回る結果となり、時間外取引中に株価は約5.4%下落しました。
本記事執筆段階で、IBMの株価は162ドル弱です。
昨夜の株価が170.05ドルでしたので、8ドルほど下落したことになります。
私は3月22日にIBM株を175.28ドルで7株買っていました。
残念ながら高値掴みになってしまいました。
IBM、2017年第1四半期決算
IBMの決算内容は、以下のサイトで確認しました。
主な点を箇条書きにします。
- 売上高は前年同期2.8%減の181億5500万ドル
- 20四半期連続の減収である
- アナリストの平均予想の売上高は183億9000万ドル
- 過去5四半期でアナリスト平均予想を下回るのは初めてである
- クラウド関連は好調
- 技術サービス、システム関連は不調
つまり、珍しくアナリスト予想を下回ったから、市場が驚いて過剰反応に近い形で株価が下落したということでしょうか。
しかし20四半期連続の減収ということは、5年間ずっと減収なのですね。
これは苦しいです。
急落の株価
上記は過去1か月の株価チャートです。
19日に見事なナイアガラが出来上がっています。米国株といえど、決算で株主を裏切れば日本株同様に急落は免れないということでしょう。
3月1日に181.95ドルまで上がり、175ドルぐらいまで下がり、それからさらに170ドルぐらいまで下がりました。
私は175ドルの時に購入しました。
181.95ドルから結構下がったし、買ってもいいかなと判断したからです。
結果的に高値でつかんでしまいましたが、自分で納得して買ったから後悔はありません。
いや、強がりじゃなく、本当に後悔を感じていないのです。
やはり自分が納得できる株価で買うことはとても大切です。
永遠の不発弾
5年連続減収とはいえ、IBMは情報技術の世界では絶大な影響力を持つリーディングカンパニーです。
1980年代からピーター・リンチに「永遠の不発弾」などと呼ばれていますが、新興IT企業のような派手な爆発は無くとも、安定した収益が持続して期待できます。
P&G(PG)と同じく、IBMも気が済むまでホールドです。