【含み損解消】IBM、2017年3Q好感で株価が前日比8.86%も上昇!!
2017/10/20
2017年10月17日、IBMが2017年第3四半期の決算を発表しました。
今回も前年度に比べて減収、これで22四半期連続の減収という不名誉な記憶を達成してしまったものの、第4四半期はようやく減収に歯止めがかかる見通しとのこと。
これを市場は大いに好感、決算から一夜明けた18日は12.99ドルも株価上昇、前日比にして8.86%も上がり、株価159.53ドルで引けました。
これにより、長らく続いていたIBMに対する私の含み損も解消しました!
IBMの2017年第3四半期決算は良好!
IBMの2017年第3四半期の決算ハイライトを箇条書きにします。
- 売上は前年度同期比ー1%の192億ドル
- これにより22四半期連続の減収
- 1株利益3.30ドル(非GAAPベース)
- 市場予測は、売上が186億ドル、1株利益は3.28ドル
- 売上・1株利益共に市場予測を上回った
- 第4四半期の売上は220~221億ドルを予測しており、前年同期比最大+1.5%を見込む
- 22四半期も続いた減収がいよいよ解消される見通し
今回の決算もやはり減収は免れませんでした。
しかしながら、売上・利益共に市場予測を上回り、なおかつ次の決算でようやく増収に転じる見通しがつきました。
総合的に、素晴らしい決算だと見て良いでしょう。
いままでが異常安で、適正株価に戻った
この決算を市場は歓迎しました。
決算の翌日、IBMの株価は前日比+8.86%の株価159.53ドルまで急騰しました。
急騰とはいっても、少し前までは株価170ドル台だった銘柄です。
2017年第1四半期の決算が市場予測を下回り株価下落、そして追い打ちをかけたように、バフェット氏が保有株数の三分の一を手放したと報じられ、140ドル台まで急落した経緯があります。
たしかに減収続きで褒められたものではありませんが、赤字転落したわけでもなく財政難でもありません。
ここまで売られるのは適正ではなく、140ドル台は異常な株価と言えるのではないでしょうか。
特にバフェット氏の売却報道から、この銘柄への心象が一気に悪化したように見えました。
米国のみならず日本の米国株投資家においても、動揺している方が少なからずいたように見受けられました。
こうして過小評価されていたIBMが、好決算を受けてネガティブな印象が少し是正され、ようやく適正水準まで戻ってきたと私には感じられます。
含み損が解消!
今回の株価急騰で、半年以上継続していた含み損がプラスに転じました。
私のIBMの平均取得単価が158.90ドル、10月18日時点の株価が159.53ドルですので、わずかに含み益が発生している状態です。
とはいえ、次の決算で市場予測に届かなければまた急落する可能性があります。
IBMには是非とも2017年度最後の決算で連続減収の記録を絶ってもらいたいです。