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ハワード・マークス「米相場は野球で例えると8回に入った」

      2017/10/17

オークツリー・キャピタル・マネジメントの会長を務めるハワード・マークス氏が、「今の米相場は野球に例えるとと8回に突入している」と発言しています。

発言したのは2017年7月末と少し前なのですが、10月中旬である現在も相場は大きく動いておらず、発言当時と相場状況はほぼ変わりないでしょう。

強気相場は2010年から始まっていますので、2017年で強気相場が8年も持続したことになります。

著名投資家が警鐘を鳴らしたことで、長らく続いた強気相場もそろそろ終焉の時が近づいているのでしょうか・・・?

「投資で一番大切な20の教え」の著者

ハワード・マークス氏は800億ドルの運用資産を誇る投資会社、オークツリー・キャピタル・マネジメントの会長兼共同創業者で、投資の世界において一目置かれている人物です。

ハワード氏は「投資で一番大切な20の教え」という本を出しています。

日本の投資家からもかなり高評価を得ている書籍で、私も読んでみましたが、書いてある内容は中々難しく、おそらく半分ぐらいしか理解できませんでした。

逆にこの本が理解できるレベルであれば、投資家として一流に近い知識を持っていると言えるのかもしれません。

書き始めに「投資は簡単にできるものではない、難しくて当たり前だ」といった旨を明記しています。

ハワード氏にとって、投資とは決して簡単にできるものではない、知識と知恵が大いに求められる行為だということなのでしょう。

サブプライム問題が本格化する前に警告していた

「投資で一番大切な20の教え」は、ハワード氏が自身の顧客に向けたレターを随所に引用しています。

サブプライム問題が本格化する前である2017年7月16日付で、以下のメッセージを発していたのです。

我々は今(2007年半ば)、サイクルのどの段階にいるのか。私の考えでは、答えははっきりしている。現在、懐疑主義、恐怖、リスク回避の姿勢は目立たず、殆どの人がリスクの高い投資を進んで行っている。

(中略)

私たちは楽観的な時代の只中にいる。サイクルは強い姿勢で上方へ向かっている。価格は高騰し、リスクプレミアムは極めて小さくなっている。信頼感が懐疑主義に、熱意が及び腰に取って代わっている。こうした風潮にのるかどうか、それが重要な問題だ。その答えしだいで、どのような投資を行うべきかが見えてくる。

(出典:投資で一番大切な20の教え P102~103)

ちなみにこのレターのタイトルは「すべて順調」です。

これはまるで2017年現在のような雰囲気です。

2007年後半~2009年において、株価が悲惨なことになったのは周知のとおりです。あのような歴史的大暴落があった直前は市場は楽観的で、ハワード氏はその状況を警告していたのですね。

強気相場が終わる心構えだけは持とう!

このような先見の明のある人物が、「米相場は野球でいえば8回」と警鐘を鳴らしています。

「8回がいつまで続くのか分からない」とも発言しています。

今すぐ暴落は起きないでしょうが、2010年から続いた強気相場は終盤戦に入ったことはほぼ間違いないでしょう。

黙っていても株価が上がり続けるイージーモードがいつ終わってもいいよう、心構えだけはしておきたいです。

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