ゆ~ていの気まぐれ投資ブログ

気の向くまま投資をテーマに綴るブログ。(旧ブログ名:81年生まれが投資による資産運用を真剣に考える)

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アリババは如何にしてイーベイ、バイドゥに勝利したのか

   

今「プラットフォーム革命」という本を読書中です。

タイトル通り、現在世界を席巻している、フェイスブックやグーグル、アマゾン・アリババといったプラットフォーム企業のビジネスモデルをつまびらかに解説した内容となっています。

本書のなかで、中国のアリババがイーベイやバイドゥといったライバルといかに戦い、そして勝利したのか書かれてありました。

とても興味深い内容でしたので、本記事でシェアします。

アリババのしたたかな対イーベイ作戦

2003年、アリババがオークションサイトのタオバオを立ち上げると、イーベイも当時中国最大のオークションサイト・イーチネットを傘下に加えて対抗しました。

イーベイは中国Eコマース市場において圧倒的な力を持つプラットフォームを構築したことに成功しました。イーベイは売り手に手数料を課すという、アメリカで流行りのビジネスモデルを取り入れたのです。

そこで、アリババCEOのジャック・マー氏はこのイーベイの手数料ビジネスを逆手にとりました。

タオバオの手数料を開業3年間は無料にすることを発表したのです。

この対イーベイ作戦は見事に的中、アリババのタオバオは中国人市場に優位にたつことに成功したのでした。

モノの価格にシビアな目を向ける中国人の特性を利用した、実にしたたかな作戦といえるでしょう。

利益のため、バイドゥ排除

見事にイーベイを駆逐したアリババでしたが、3年間手数料無料を約束してしまったので、今度は如何にして手数料以外から利益を得るかを検討する必要が出てきました。利益の無いビジネスなど、ビジネスではないということですね。

そこで目を向けたのが広告収入でした。商品検索からの連動広告から、利益を得ようと決断したのです。

しかし、すでに中国では圧倒的な検索プラットフォーム・バイドゥの存在がありました。バイドゥ経由でタオバオの商品を検索しても、アリババの利益にならないのです。

ジャック・マー氏はまた大きな決断をしました。

アリババ傘下のサイトに対し、バイドゥの検索ロボット(クローラー)が循環することを全面拒否したのです。

これにより、ユーザーはバイドゥ経由でタオバオの商品ページすることができなくなり、タオバオから検索しなければならなくなりました。アリババの真の狙いは、バイドゥから検索ユーザーをも奪いとることでした。

狙い通り、消費者が商品検索する際はバイドゥではなく、アリババ傘下のマーケットプレイスから行うようになりました。

かくして、ジャック・マー氏の賭けはまたしても大成功をおさめたのでした。

感想

ジャック・マー恐るべし!

客を奪うために手数料を3年間にするとか、広告収入欲しさに検索大手バイドゥを完全排除するとか、やっていることのスケールが大きすぎます。

イーベイやバイドゥといった強力なライバルに打ち勝ったからこそ、現在アリババは超巨大企業として君臨しているのですね。

 

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私はアリババの株(BABA)を保有していますが、このエピソードでまたアリババの偉大さを思い知らされました。しばらくの間、安心してアリババ株を持ち続けることができそうです。

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