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【アリババ・テンセント】中国企業の圧倒的実力に度肝抜かされた!!

   

現代社会は米国を中心に回っており、世界の中心たる米国の企業へ投資する「米国株投資」が投資の王道であることは疑いもないでしょう。

2015年頃から話題となったアメリカのFANG(フェイスブック・アマゾン・ネットフリック・グーグルの頭文字)はまさにアメリカの経済成長を象徴する企業で、株価も現在進行形で上昇中です。

しかしながらアメリカ国外に目を向けてみると、FANGをしのぐ勢いで急成長している企業が存在します。

中国のアリババとテンセントです。

ちょっと調べたら、この二つの企業の圧倒的実力に度肝を抜かされました。

アリババとテンセント

アリババとテンセントについて簡単に説明します。

アリババは1999年にジャック・マー氏が立ち上げたインターネット会社で、Eコマース事業からの売上が全体の8割を超えています。消費者向けサイト「タオバオ(淘宝網)」「Tmall(天猫)」や企業間取引サイト「アリババドットコム」を運営しています。

広く知れ渡ったECサイト&驚異的な物流ネットワーク&スマホ決済サービス(アリペイ)の3本柱で中国全土を席巻、もはやアリババ無しでは中国の生活は成り立たないほどにまで浸透しています。

テンセントは元々ゲーム運営会社で、現在もゲーム事業が主力で売上の4割を占めています。

ゲームの他にはSNS事業と広告事業を展開しており、SNSであるWeChat(微信)はユーザー数が9億人を超えており、中国においてほぼ必需のインターネットツールとなっています。しかもWeChatはWeChat Payというスマホ決済サービスまで兼ね備えており、強力な収益源となっています。

アリババ&テンセントに共通するのは恐ろしいまでの収益力で、得た利益を企業買収に振り分ける「多角化経営戦略」をとっており、本業以外にも様々な事業に触手を伸ばしている所です。

アリババとテンセントは今、中国の二大巨頭として君臨しているといっても過言ではないでしょう。

とんでもない成長力!!

アリババとテンセントの成長力はとてつもないです。

過去3年間の売上、営業利益、純利益を書き出してみます。

 

  • アリババ

2015年3月期 → 2016年3月期 → 2017年3月期

売上(百万人民元):76,204 → 101,143 → 158,273

営業利益(百万人民元):23,135 → 29,102 → 48,055

純利益(百万人民元):24,261 → 71,460 → 43,675

  • テンセント

2014年12月期 → 2015年12月期 → 2016年12月期

売上(百万人民元):78,932 → 102,863 → 151,938

営業利益(百万人民元):30,542 → 40,627 → 56,117

純利益(百万人民元):23,810 → 28,806 → 41,095

 

両社ともわずか2年で売上や純利益が倍近くになっています。

そして現在成長系で成長が続いています。どこまで突き進むのか、底が見えません。

営業CFマージンはグーグルを超える!

企業の指標に「営業CF(キャッシュフロー)マージン」というものがあります。これは営業CFを売上で割った値で、高いほど本業から得た利益が手元に残り、企業がその資金を元手に新たな経営戦略をとりやすくなります。

私はこれまで米国株を何社か分析してきましたが、知る限りではグーグル改めアルファベットの営業CFマージンが一番良かったです。

 

グーグル分析記事>>>【米国銘柄&株価分析】アルファベット(グーグル)(GOOG)

 

アルファベットの営業CFマージンは2016年で39.92%、アメリカの平均的な企業は11%なので文句の無い素晴らしい数字になります。

しかし、アリババとテンセントは・・・

  • アリババ:50.75%(2017年3月期)
  • テンセント:43.12%(2016年12月期)

ご覧の通り、アルファベットを上回っています。

私が知るアメリカのどの企業よりも優れた営業CFマージンを誇っているのです。

アリババに至っては50%超えと、何かドーピングでもやってるんじゃないかと疑うほどの高収益ぶりを証明しています。

本業で得た巨額の資金を他事業に投資して無限の成長を続ける、これがアリババとテンセントの強みなのでしょう。

実力はグーグル&アマゾンに匹敵

アリババとテンセントという企業をロクに知らずに今まで過ごしてきたことに戦慄を覚えました。

世の中の急速な変化が、アリババとテンセントというモンスター企業が誕生させたのでしょうか。

アリババとテンセントはグーグル&アマゾンに匹敵する実力を持っていると断言して良いと考えています。

中国市場のみならず、世界をも変える力を持ちうるこの2大企業の動向を、以後注目したいです。

 - 雑記