フルインベストメントにはかなりの胆力が必要
フルインベストメント、フルにインベスメントする、即ち手持ち資金のほぼ全額を投資することに少々の憧れをえがいておりますが、これは私にはおそらく無理でしょう。
フルインベストメントは地合が良く株価も順調に上がっている時は最大限の利益を享受できるのですが、軟調な時、そして暴落した時は生きた心地がしないと思います。
いずれ回復すると思ってはいても、恐怖に負けそうになるかもしれません。
現在は1/4が現金
「資産状況 2019年5月」を見ると、私のポートフォリオのうち現金(円+ドル)が26.6%も占めています。
今は景気後退が囁かれているため、個人的には妥当な割合だと思っています。
万一2018年12月並の暴落があっても、26.6%も現金があることでゆとりを持つことができます。
逆にもし現金比率が10%以下だと、暴落すると買い増しも満足に出来ないため精神的にゆとりがなくなることでしょう。
キャッシュ比率を高めることで安心を得ることができます。
しかし過度におびえてもリターンは取れない!
とはいえ、過度に警戒して必要以上に現金比率を高めても、今度は満足の行くリターンが得られなくなります。
確かに景気後退の影がちらついているものの、案外これから数年間景気が持つかもしれません。(7:3くらいで直近の高値は当分抜かないと考えていますが・・・)
相場とは往々にして意図した動きはしないもの、自分の想定とは違う動きをした場合・・・高値を抜きさらに株価が上昇した場合、ある程度投資をしていないと逆にリターンを得られずそれはそれで悔しい思いをすることになります。
現金比率は自分の性格に合ったものに
フルインベストメントすると暴落したときに生きた心地がしないだろうし、現金比率が高すぎても十分なリターンが取れません。
手持ち資産のどれくらいをリスク資産に投じるか、かなり迷う所ではあるかと思います。
おそらく正解はなくて、自分の性格に見合ったものにするものが一番良いでしょう。
胆力と実行力と決断力のある投資家はフルインベストメントだし、リターンはほどほどで良く安全第一なら現金比率高めになるかと思います。
私の場合、今の不安定な相場ですと現状の25%~20%くらいが心地よいです。