吉野家大混雑!改めて思い知る”無料”の威力
- 金曜日はスマホユーザー全員が吉野家の牛丼並盛1杯無料!
- お持ち帰りにも使えます!
あなたがソフトバンクのスマホユーザーなら、このようなメッセージを受信されたのではないでしょうか。
この牛丼1杯無料キャンペーンのおかげで、金曜日はいつも閑散としていた最寄りの吉野家が満席です。それどころか店外で並んで待っている人までいます。
無料の威力の凄まじさを見せつけられました。
ソフトバンクのスマホユーザーは10月、毎週牛丼無料
あなたがソフトバンクユーザーでなくても、ソフトバンクが10月毎週金曜日に牛丼並1杯を無料にするキャンペーンを行っていることを、テレビCMやネット等で耳にされたことがあるかもしれません。
この牛丼無料サービスは、ソフトバンクの携帯電話サービス開始10周年を記念した「SUPER! FRIDAY」というキャンペーンの一環で、11月はサーティーワン、12月はミスドが無料対象になるとのことです。
しかしソフトバンクも思い切ったこと考えましたね。
果たして採算が取れるのかと若干心配になるところですが、商売上手の孫社長のことだから、きっと何らかの計算があってのことだと思います。
(ドコモやKDDIといったライバル会社からシェアを奪うのが目的かもと思わないでもないですが、乗り換える労力を考えると、今回のキャンペーンではやや弱い気がします。)
人は”無料”に弱い
こんな実験があります。
一つ26円の高級チョコレートと一つ1円の安価なチョコレート、どちらを購入するか尋ねたところ、ほとんどの人が26円の高級チョコレートを選んだそうです。
ところが、26円の高級チョコレートと無料の安価なチョコレート、どちらを選ぶかと尋ねると、圧倒的に無料の方が選ばれたとのことです。
1円チョコ < 26円チョコ < 無料チョコ
上記のような図式となるでしょうか。
1円と無料は大差ないように見えて、実は圧倒的な差があるのです。
今回の「牛丼1杯無料キャンペーン」の繁盛ぶりを見ても、この図式はあながち間違いではないように思えます。
人は”無料”というフレーズに弱いのです。
無料の力、恐るべし
今回のソフトバンクキャンペーンで、“無料”の持つ圧倒的な力を見せつけられました。
吉野家に人が並ぶなんて、まず見られる光景ではありません。
並んでまで無料のサービスが受けたいと考える人が多いからこそ、普段閑散としていた吉野家に人が殺到したのでしょう。
無料とは、かくも人を引き付けるものかと正直驚いています。
ちなみに私もソフトバンクユーザーですが、このキャンペーンには乗りませんでした。
なぜなら、並んで時間を消費してまでタダで牛丼を食べようとは思わなかったからです。
並ぶ時間が惜しいと考えたのですね。
私に関しては、無料より時間の方が優先順位が高かったということでしょう。