ドラゴンボール超でちょっと残念な点
出典:東映アニメーション
「ドラゴンボール超」が毎週日曜日、朝9時から放送されています。
私たちの世代ならば誰もが子供の頃夢中になった「ドラゴンボールZ」の続編にあたり、日曜日のささやかな楽しみとなっています。
しかしこの「ドラゴンボール超」、ドラゴンボールをリアルタイムで見た世代として少々残念な点も・・・。
それは、強さのバランスがメチャクチャだということです。
加速するインフレ
ドラゴンボールは敵味方共に際限なしに強くなっていく作品です。
全宇宙一の強さを誇るフリーザが出てきたと思えば、さらに強いセルが出てきて、次にこれまた更に強い魔人ブウが出てきます。
原作では魔人ブウが最後の敵であったのですが、「ドラゴンボール超」はブウよりさらに強力な、例えば破壊神ビルスのようなキャラが出てくるのです。
主人公である悟空もロンゲ眉ナシの超サイヤ人3が原作における最終形態でした。
これが「超」では神の気(?)をもつ「超サイヤ人ブルー」なる変身をマスターし、さらなる高みに到達しています。
ブウのころですらインフレの限界と言われていたのに、またさらに激しいインフレが「超」では起きています。
伊達にタイトルに「超」という文字が入っていません。
17号が超サイヤ人ブルーと互角なのか!?
今日の放送で17号が登場しました。
17号は原作の30巻で登場する人造人間です。
が、翌31巻にはセルに吸収されてしまい、以後物語からドロップアウトしてしまいました。
この17号、原作ではフリーザよりもちょっと強いレベルだったのに、「超」では超絶強化を遂げたはずの超サイヤ人ブルー化した悟空と互角に描かれていました。
原作では、17号<<セル<<魔人ブウ の不等号が成り立ちました。
「超」ではおそらく、魔人ブウ<<超サイヤ人ブルー悟空 でしょう。
その超サイヤ人ブルー悟空と17号は互角だったのです。
もうパワーバランスがメチャクチャです。
頭空っぽの方が夢詰め込める
少し前に上映された「復活のF」という作品も、オールドファンからは強さのバランスがおかしいとの批判が少なからずありました。
ただ、昔からドラゴンボールという作品は、細かいことを考えずにある程度大雑把に見た方が楽しめます。
頭をカラッポの状態でフラットに見た方が良いのかもしれません。
それにしても、旧キャラが有り得ないほどの強化をされているのは、オールドファンとしてなんだかなぁと思った次第です。
とはいえ、原作終了から20年以上経過しても続編を見れるのは、とても幸せな事です。
30年来のファンとして、これからも「ドラゴンボール超」を楽しみにしています。