仮想通貨は資産の何割で投資するのが妥当か?
仮想通貨への投資を行うと決めたのち、迷うのが「投資額はいくらにするべきか」だと思います。
個人によってリスク許容度が異なるので一概に語ることはできませんが、私の考えを述べます。
リスク資産の10%以下が妥当と考えます。
リスク資産とは生活防衛金や将来使う見込みのお金を除いた、投資用の資金のこと。
それが100万円ならば10万円、1,000万円なら100万円が上限になります。
仮想通貨は不安定、中心資産には成り得ない
2018年1月17日現在、仮想通貨市場が大暴落しています。
ビットコインは年始には1BTC170万円ほどだったのが、今は120万円前後にまで下落しています。
私が投資しているリップルは更に悲惨で、1XRP250円前後が125円前後と50%下がっています。しかも一時期400円近くまで上昇したので、そこから考えると実に70%近くも暴落しています。
恐ろしいことに、二十日足らずの間に、です。
株式とは比較にならない高ボラティリティで、これは主に市場が未成熟であることと、市場規模が小さく参加者の絶対数も少ないことに起因します。
仮想通貨は株式の様に100年以上前から続く伝統的な投資手法ではなく、誕生してから数年しか経過していないから、このような不安定な投資環境となっています。
このような未熟な市場に大金を投じるのは極めてリスクが高いと言わざるを得ないでしょう。
全財産を投じるなど論外で、どのような結果に転ぼうともあまりダメージを負わないような金額で投資するべきです。
リスク資産のうちの5%、最大限にリスクをとったとしても10%が限度だと思います。
自分は7.5%を投入!
私の場合、仮想通貨はリップル(XRP)とトロン(TRX)へ投資しています。
リスク資産が2,000万円ほどなので、そのうちの7.5%に該当する150万円が仮想通貨に投資できる上限と決めています。
現時点でリップル約80万円分、トロン約50万円分の計130万円を投じています。
購入したのが年末年始でかなり高値で買ってしまったので、絶賛暴落中の現在は残念ながら相当の含み損となってしまっています。
しかし仮想通貨には資産の一部を投資したに過ぎず、最悪ゼロになる覚悟を持ってやっているので、今後の行方は気になりますが追いつめられることはありません。
仮想通貨とは賢く付き合おう
仮想通貨市場は未成熟ゆえに、株式とは比較にならないリターンを得られる可能性があります。
ただ、リターンが高いということはリスクも高いということ、リターンに目がくらんで不相応な資金を投入するのは考え物です。
仮想通貨投資をするなら、ご自分の投資環境に合わせて最悪無くなっても尾を引かない程度の資金で行うことを推奨します。