暴落対策、ちゃんと考えていますか!?
2018年10月10日の米国市場は久しぶりに強烈な下げに見舞われました。
NYダウが前日比-3.15%の25,598ドル、S&P500が-3.29%となる2,785ポイントです。
しかし直近の高値から考えると、S&P500の2,940ポイントからわずか155ポイント下がったのみで、たった5.2%の下げに過ぎません。
「調整」が直近の高値から10%、「暴落」が25%下落と考えると、10日の下げは調整にすら至っていません。
今回の下落が「調整」まで行くのか行かないのか、はたまた「暴落」レベルまで下落してしまうのか、予測は難しいです。
しかし長く市場に居ればいつか「暴落」に出くわす日がやってくるでしょう。
「暴落」を歓迎するわけではありませんが、いつ暴落が起きても慌てないよう準備が必要と考えます。
本記事では、私の考える暴落対策について述べたいと思います。
暴落対策!
暴落が将来起こることを想定し、以下のような準備をしています。
- 本当に価値があると思える資産にしか投資しない
- 現金を多めに持つ
- 感情に任せた売買はしない
簡単に一つ一つ見ていきましょう。
1.本当に価値があると思える資産にしか投資しない
私の基本的な投資方針は優良資産のバイ・アンド・ホールドです。
仮想通貨の失敗で投機の才能が無いことを思い知り、自分の投資はこれしかないと悟りました。
優良資産とは長期で見れば右上がりの米国株・先進国株のインデックスファンドや、堅実なビジネスを展開している米優良企業株が該当します。
こういった優良資産は一時的な下落に見舞われてもやがて回復してくれます。100年を超える金融史が証明しています。
安心して保有できる資産しか買わないことで、悪地合による狼狽売りを防げるのではないかと思います。
2. 現金を多めに持つ
投資の恩恵を最大限に受けるために「ポートフォリオ内の現金比率はなるべく低い方が良い」という意見もありますが、しかし現金(日本円)が手元にある安心感は何事にも代えがたいです。
投資をやってよくわかりましたが、日本円は世界最強級のディフェンス力を誇る資産です。
最強資産である現金が手元にあることで、暴落した株をより取り見取りでいつでも買う事ができます。
株価が下がれば相対的に現金の価値が上がります。下降相場で大きくものを言うのが現金なのです。
いつでも投入可能な現金が多ければ多いほど、弱気相場の次の強気相場のリターンが大きくなるでしょう。
3. 感情に任せた売買はしない
これは主に暴落の最中の心構えです。
暴力的な下落で資産が目減りし、みるみる含み益が減っていき、やがては含み損に転落する・・・。
楽になりたくて売ってしまいたくなるのが人間心理というものです。
しかし「本当に価値があると思える資産にしか投資していない」ことと「現金を多めに持っている」ことで、投資中の資産の価値が減っても冷静に考えれば所詮一時的なことで大したことは無く、1~2年もすればまた好転すると信じきることができます。
自分の方針を信じきり、一時的な感情に流されない。
感情に流されては負け、金融資産は築けない。
これを肝に銘じたいです。
今のうちに準備して暴落を乗り越えよう!
市場がキナ臭くなったら現金化・・・といった器用なマネは私には無理です。
下降相場による資産減はプロレスラーの如く全て受ける予定です。
次の暴落が来年か、再来年か、はたまた10年後かは分かりませんが、
- 本当に価値があると思える資産にしか投資しない
- 現金を多めに持つ
- 感情に任せた売買はしない
今考えている暴落対策を、心構えとして忘れないようにしたいものです。
あなたがもし暴落対策をまだ検討していないのなら、地合の良いうちにどのように対策するか、シミュレートしてみてはいかがでしょうか。
しっかり準備して、共に暴落を乗り越えましょう!