ゆ~ていの気まぐれ投資ブログ

気の向くまま投資をテーマに綴るブログ。(旧ブログ名:81年生まれが投資による資産運用を真剣に考える)

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【書評】バカでも稼げる 「米国株」高配当投資

   

今日は書評の日とします。

紹介するのは「バカでも稼げる 「米国株」高配当投資」という本で、著者は米国株ブログを良くご覧になっている方にとっておなじみと思われる、あのバフェット太郎さんです。

光栄なことに、バフェット太郎さん直々に献本のご提案があったのですが、個人情報を教えるのは好ましく無いと考え、固辞させていただきました。

その代り、自腹で購入し、書評記事を書くとお約束しました。

本の内容ですが、紙媒体になってもバフェット太郎ワールドは健在、健在どころかブログよりも過激になってるんじゃないかってくらいで、よくもまあこの内容で出版出来たものだと感心しています(褒め言葉です)。

書籍情報

書名:バカでも稼げる 「米国株」高配当投資

著者:バフェット太郎 (著), はるたけめぐみ (イラスト)

出版社:ぱる出版

発売日:2018/4/28

ページ数:208

これから米国株を始める人にピッタリ

本書の主旨として以下の通りです。

  • 米国株は最強すぎる
  • 米国株投資を始めるのは簡単だ
  • 米国株投資は今後のスタンダードになるだろう
  • 個別銘柄数は8~16が最適で、セクター分散してバランス良く選ぶべし
  • これといった個別銘柄が見つからなければ、ETFでも構わない
  • 米国株ポートフォリオを以てマネーマシンを作ろう!
  • タイミング投資なんてできないから、ルールを決めて機械的に積み立てるべし

普通に良いことを書いていました。私もおおむね同意です。

これから米国株投資を始めるにあたり、まさにうってつけの良書といえるでしょう。

逆に言えば、海千山千のベテラン投資家が読んでも得るものは殆どないでしょう。

高配当株オンリーか、成長株を組み入れるか

ただし、高配当株中心だと、NVDAやAMZNといった正に世の中のイノベーションを創出している銘柄をスルーしてしまうことになるので、高配当株のみにするか、成長銘柄も組み入れるかは、人によって好みが分かれるところでしょう。

高配当株はインカムゲインを得るのに優れていますが、枯れた銘柄である場合はキャピタルゲインはそれほど望めません。しかしながら、年月をかければかけるほど、それこそ3年4年なんかじゃなく、10年20年といったスパンで考えると、複利効果も徐々に現れるため、ゆっくりとですがかなりの確率でお金持ちになれることでしょう。

問題は、10年20年単位で考えられるかどうか、です。

私なんかはやっぱり効率よく資本主義の恩恵を受けたいと思ったものだから、高配当株の一部を手放して今をときめく成長株であるNVDAやBABA等に鞍替えしてしまいました。

高配当株オンリーで果たして良いのか?こんな疑問を持ち始めたら、きっと初心者卒業ということになるのでしょう。そしてその答えは人の数だけあると思います。

著者の実績が足りない

同じブログ仲間として、少し厳しい意見を書きます。

著者であるバフェット太郎さんの米国株投資キャリアが浅く、人によっては説得力を感じないのでは、と思ってしまいました。

なぜならば、氏が米国株投資を始めたのが2016年1月で、まだ3年すら経過していないからです。

投資歴5年以下はジュニア投資家である、という意見があります。

氏は確かに米国株以前も投資経験をお持ちですが、米国株に関してはキャリア3年未満とジュニア米国株投資家といって良いレベルと言えるのではないでしょうか。

まあ、キャリアが浅いのは私も同じことなので、偉そうなことは言えないんですけれども・・・。

それに、2016年1月から2017年12月までで1,000万円以上の利益、とありましたが、この2年間は極めて地合が良く、それこそタイトル通りバカでも稼げる超優良地合でした。(事実、私でも稼げました)

しかしながら、2018年2月からは試練の時で、PGやPMといった高配当株がそろいもそろって下落しています。

正直、1年以上は苦戦しそうな気配を感じます。

本書では良い時のことしか書かれていません。これを乗り越えてなお利益を得たときにこそ、氏の意見も説得力が増すのではないかと思いました。

世界一口の悪い投資本

しかしこんな口の悪い投資本は初めて見ました。

「こんな過激な言葉を使って大丈夫か!?」と読んでいるこちらがハラハラしてしまいました。

しかもヤバい言葉をデカい字で強調しているから、電車でこの本を読むときは注意が必要かもしれません。ヘタしたら危ない奴と思われるかも(笑)

でも、上述の通りまさにこれから米国株を始める人にとっては最適の本で、投資のトの字も知らない人に「敗者のゲーム」とか「株式投資の未来」とかを進めてもハードルが高すぎるだろうから、これぐらい砕けた文章の方が取っ付きやすいと思います。

私も一読者として、投資本と同時にエンターテイメントとして楽しませてもらいました。

このようなチャレンジャーな投資本を世に出したバフェット太郎さんに、敬意を表します。

グッドラック。

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