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【書評】エンダウメント投資戦略

   

今日は書評の日とします。

紹介するのは「エンダウメント投資戦略」という本で、「モテるオヤジの資産運用セレブ生活」を運営しているモテるオヤジさん推奨の本です。

11月18日にアマゾンで注文し、2週間ほどでようやく読み終えました。

エンダウメントという単語の意味がよく理解できました。

ただ、ヘッジファンドに関連する部分はちょっと・・・でした。

 

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 書籍情報

書名:エンダウメント投資戦略

著者:鈴木 信行 (著)

出版社:東洋経済新報社

発売日:2015/7/31

ページ数:256

エンダウメントとは?

エンダウメントなんて聞きなれない言葉ですよね。

私もこの単語、初めて知りました。

エンダウメントとは機関投資家であるアメリカの大学財団のことで、特にハーバード大学とイェール大学が有名です。

エンダウメントのもともとの語源は、非営利団体が活動するための寄付金で設立された財団で、紀元176年にアテネの哲学者マルクス・アウレリウスが設立したものが起源と言われています。

エンダウメントの運用実績は抜群のもので、2004年からの10年間で市場平均のリターンが年8.4%だったのに対し、エンダウメントは11.0%ものリターンを上げています。

エンダウメント最大の強みは、運用資金が返済義務の無い純粋な自己資金であることで、半永久的な運用を前提とした資産形成ができる点です。

個人投資家もエンダウメントの投資戦略を真似て資産形成をしてみてはと推奨しているのが本書の主旨となります。

エンダウメント投資戦略

優れたパフォーマンスを上げるエンダウメントのポートフォリオは伝統的なそれとは一線を画しています。

あくまで一例なのですが、伝統的なポートフォリオは、

  • 株式:60%
  • 債券:40%

であるのに対し、エンダウメント・ポートフォリオは

  • 株式:40%
  • 債券:20%
  • REIT:10%
  • オルタナティブ:30%

とREITとオルタナティブを組み合わせているのが特徴となります。

REITは不動産投資信託のことで、今ではかなりメジャーなものでインデックスファンドも多数販売されています。

オルタネティブが特徴的で、これは英語で”代替”の意味で、絶対リターンを追及するヘッジファンドを活用して代わりに運用してもらおうという意味になります。

本書はオルタネティブ、ヘッジファンドの説明に相当のページを費やしており、むしろ筆者はこれを力説したかったのではと思ってしまいました。

ヘッジファンドは興味ないものの・・・

個人的にヘッジファンドに興味無く、熱心に説明しているのは分かるのですがいかんせん興味なくて苦痛になってきたので読み飛ばしてしまいました。

ただ、オルタネティブ(ヘッジファンド)をポートフォリオに加えることで、市場がどのように動いてもリスクを抑えて一定のリターンが期待できるということは理解できました。

残念ながらまだ市井にはヘッジファンドは広まっておらず、個人投資家が気楽に投資できるものではありません。

オルタネティブのことは置いておいて、エンダウメントに関してはこのような機関投資家が存在して、そのような投資戦略でもって運営されているのだと勉強になりました。

返済義務の無い自己資金で半永久的に運営できるという点で、個人投資家はエンダウメントと共通していますので、資産運用の参考になる良書だと思います。

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