81年生まれが投資による資産運用を真剣に考える

市場でもがく一個人投資家のリアル、お伝えします。月1で資産状況公開中。

*

【書評】サピエンス全史~文明の構造と人類の幸福

      2017/08/23

今日は書評の日とします。

紹介する本は「サピエンス全史~文明の構造と人類の幸福」です。

この本には上巻・下巻があり、それぞれ300ページ弱ほどのボリュームとなっています。

上下合わせて580ページほどなのですが、体感的には1000ページぐらいの情報量と感じました。

この本、ハンパ無いです!

書籍情報

書名:サピエンス全史~文明の構造と人類の幸福

著者:ユヴァル・ノア・ハラリ (著), 柴田裕之 (翻訳)

出版社:河出書房新社

発売日:2016/9/8

ページ数:300(上巻)、296(下巻)

人類史がこの作品で学べる!

本書は上巻・下巻の2冊から成り立っております。

上巻は非常に中途半端な所で終わるので、上巻を読み終えたらすぐに下巻が読みたくなること請け合いです。

サピエンス全史の上巻・下巻を読むことで、人類史をそのまま学ぶことができてしまうのです。

大雑把に紹介すると、サピエンス、即ち人類には以下の3種類の革命が発生したとしています。

  1. 認知革命
  2. 農業革命
  3. 科学革命

認知革命によって人類は空想・想像を他者と共有し、見ず知らずの人とも協力し合えるようになり、結果ネアンデルタール人等を排除して、サピエンスは唯一の人類となりえたと説いています。

狩猟採集民族であった人類に農業革命が発生、これにより人類は狩りから解放されて豊かな食物を手にしたものの、農業は仕事の拘束時間が増し、幸福度はむしろ下がったのではないかと提起しています。

そして、征服欲が強く、自らが無知であることを認めて見知らぬ物事に対する知識を追い求めた西洋人が、科学革命をもたらしたと解説しています。

これらの革命により、サピエンス、即ち人類は取るに足らない生き物から地球の支配者たる地位を盤石のものにしたと説明しているのです。

ううむ、今まで人類の進化についてロクに考えたことが無かったですが、これまでの人類の歩みについて少しは分かった気がします!

 お金に関する記述もアリ

本ブログは一応投資がメインテーマですので、このことにも触れておきます。

本書の中で、お金にまつわるエピソードも複数用意しています。

農業革命以降は物々交換では効率が悪いので、望むものを何にでも換えることができる”貨幣”なるものが出てきたこと。

科学革命以降は資本主義が発達、それは科学の発展で未知の出来事がさらに解明され、未来がよりよくなると信じてる故とのこと。

また、近年において、お金や健康と幸福度は比例しない、という心理学の実験データも提示しています。

人類史とお金は切っても切り離せない関係、投資家のあなたも是非本書を手に取ってみて下さい!

まさに教養!

本書は堀江氏の書籍「多動力」で、教養を身に着けるための一つの参考書籍として名前が挙がっており、それを見て興味が湧いて手に取りました。

本書は、まさに教養!

読まなきゃ損するレベルだと感じました。

著者のユヴァル・ノア・ハラリ氏はイスラエル人の歴史学者で、1976年生まれとまだお若いです。

本書は2014年に執筆されたものらしく、ということは30代で書いたことになります。

凄いとしかいいようがありません。私は多分80歳になってもこんな本は書けないでしょう。

「サピエンス全史」というお堅いタイトルですが、ユニークな表現を多数用いており、飽きさせない作りとなっており、教養があるとは言い難い私でもすんなり読むことができました。

万人におすすめしたい、素晴らしい書籍です!

 - 書籍紹介