81年生まれが投資による資産運用を真剣に考える

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【書評】MarketHack流 世界一わかりやすい米国式投資の技法

   

今日は書籍紹介の日にします。

本当は昨日書く予定でしたが、諸事情により今日の執筆となりました。

紹介する本は「MarketHack流 世界一わかりやすい米国式投資の技法」です。

去年の年末に4冊まとめ買いした中の1冊です。

これで年末に買った本全て制覇です!

目標通り2月末までに読破できました。

書籍情報

書名:MarketHack流 世界一わかりやすい米国式投資の技法

著者:広瀬 隆雄 (著)

出版社:東洋経済新報社

発売日:2013/11/29

ページ数:239

Market Hack流投資術10カ条

本書は序章から始まり、Chapter1~5まであります。

その中でも特筆すべきはChapter1・Market Hack流投資術の秀逸さです。

Market Hack流投資術というと大層な響きにも聞こえますが、これは著者である広瀬隆雄氏がマーケットの中で学び、特に有用だと感じたことを10個ピックアップしたもので、広瀬氏自身もこの10の掟を日頃から心がけているようです。

以下が「Market Hack流投資術10カ条」です。

  1. 営業キャッシュフローのよい会社を買え
  2. 保有銘柄の四半期決算のチェックを怠るな
  3. 業績・株価の動きが荒々しい銘柄と、おとなしい銘柄を上手く使い分けろ
  4. 分散投資を心がけろ
  5. 投資スタイルをきちんと使い分けろ
  6. 長期投資と短期投資のルールを守れ
  7. マクロ経済がわかれば、投資家としての洗練度が格段に上がる
  8. 市場のセンチメントを軽視する奴は、儲けの効率が悪い
  9. 安全の糊代(のりしろ)をもて
  10. 謙虚であれ(投資の勉強に終わりはない)

どれも納得して読めました。

この10カ条は投資において全て役に立ちます。

今まさに日米とも四半期決算の最中ですが、私はサボるのが大好きなので、自分で情報収集はせずに他の投資家の方がブログなりTwitterで教えてくれるのを受け身で待っている体たらくです。

そんな私にとって「保有銘柄の四半期決算のチェックを怠るな」はとても耳が痛い言葉です。

米国銘柄の四半期決算なんてどうやってを調べればいいのか分からなくても、本書ではその調べ方を詳しく解説してくれていますので、これに従えば四半期決算を確認することができます。

ただし、本書で四半期決算の情報元として紹介している「Yahoo! Finance」は、当時のデザインのものを前提としているのですが、現在はサイトデザインが変わっているため、本書通りのガイダンスでは目的のページにたどり着けないので、ちょっと注意です。

旧デザインと新デザインとをひも付ける作業が必要になってきます。

この本の90%はChapter1で出来ている

上述の「Market Hack流投資術10カ条」を紹介しているのがChapter1になりますが、私はこのChapter1こそが本書のほとんどすべてを占めていると思っています。

Chapter2以降もまずまずな内容ですが、例えばChapter3でデイトレードの手法を紹介していても、私はデイトレードに全く興味が無いから、読んでいて眠くなってしまいました。

Chapter2~5は極論言えば、別に読まなくても大丈夫です。

逆に言えばChapter1こそが本書のほぼ全て、90%を占めているといっても過言ではないでしょう。

前に紹介した「バビロンの大富豪」は第一話が半分以上と評しましたが、「MarketHack流~」はChapter1が9割以上です。

肩の力を抜いて読める

本書はかなり砕けた表現を使っていますので、肩の力を抜いて読むことができます。

「アホールド」とか「凍死家」とか、著者の口の悪さがアクセントとなっており、身構えずに気楽に読み進めることができるでしょう。

以前紹介した「投資で一番大切な20の教え」は初心者お断りの敷居の高さを感じましたが、こちらは投資初心者でも十分楽しめると思います。

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