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【書評】バビロンの大富豪「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか

   

今日は書評の日とします。

紹介するのは不朽の名著と目される「バビロンの大富豪「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか」です。

去年の年末に4冊まとめ買いした中の1冊です。

面白すぎて、一気に読んでしまいました。

書籍情報

書名:バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか

著者:ジョージ・S・クレイソン (著), 大島 豊 (翻訳)

出版社:グスコー出版

発売日:2008/8/8

ページ数:256

(※)発売日が2008年とありますが、これは現在の単行本の発売日のことで、原著は1920年代に刊行されました。

 収入の10分の1を自分のために取っておく!

本書はプロローグと第一話~第九話から成り立っており、それぞれ独立したストーリーを展開しています。

全ての章は独立してはいるものの、各章随所に繋がりがあり、ひとつの作品として楽しむことができます。

この中で最も重要なのが第一話で、このエピソードだけで本書が語ろうとしている内容の半分以上を網羅しているといって過言ではないでしょう。

第一話は、バビロン一の大富豪となったアルカドが、如何にして巨万の富を得たのかを幼馴染たちに話をして聞かせるエピソードとなっています。

アルカドとて最初は金持ちではなかったのですが、訪れた大富豪のアルガミシュの教えを実践し、試行錯誤の中実践することで自身も大富豪になった、という内容です。

最初のアルガミシュの教えは、「得た収入はまず自分に10分の1を支払い、残りの10分の9で生活をすること」でした。

非常にシンプルですね。

しかし、現代でもこれが出来ていない人は多いのではないでしょうか。

給料はある分だけ使ってしまうタイプの人は、決して金持ちにはなれないと本書はほのめかしています。

どんなに収入が増えたとしても、収入の1/10はまず確保しておく・・・これが富を成すためのファーストステップであると説いています。

 お金がお金を生み出す・・・是即ち複利効果

ただし、収入の1/10を貯めただけでは半分にすぎないと大富豪アルガミシュは発言しています。

収入の1/10を投資して、増やし、増えた分も再び投資すべしとしています。

若き日のアルカドが、投資で増えた分を生活費に充ててしまったことを、アルガミシュはたしなめています。

おまえは蓄えが生んでしまったものを食べてしまっているな。

だが、それではどうしてせっかく生まれた子供たちがおまえのために働いてくれると期待できるというのだ。

それにどうやってその子供たちがまた子供を生んで、それがまたおまえのために働いてくれるようになるのだ

子供たちがまた子供を産む・・・お金がさらにお金を生み出す。

蓄えて、投資して、生み出されたお金は消費するのではなく、再び投資せよとほのめかしています。

これはまさしく複利効果のことを指しています。

投資で生まれたお金は使いたくなってしまうものですが、グっとこらえて再び投資に回せば、前以上にお金を生み出してくれます。

これも良く考えれば当たり前のことですが、複利効果は資産形成に無くてはならない要素であるのは間違いないでしょう。

 就職前の学生はぜひ読むべし!

上述以外にも、ストーリーを楽しみながら様々なことが学べます。

これはぜひ、給料をもらう前の就職前の学生さんに読んでいただきたい作品です。

給料の使い方、資産形成の考え方、仕事の姿勢といった社会人として必要な要素を学ぶことができ、これを忠実に守れば10年後には相応の資産を築くことができるでしょう。

本書の現代版ともいうべき「金持ち父さん 貧乏父さん」は個人的に学生さんにおすすめできませんが、こちらは自信をもってすすめられます。

私も学生時代にこの本に出会いたかった!

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