【三菱・三井・住友】日本の三大財閥に属する主な企業一覧
日本には戦前、「財閥」という様々な業種の企業を独占的に経営していた一団がありました。
特に三菱・三井・住友は三大財閥と呼ばれています。
(これに安田も加えて四大財閥と呼ばれることもあります。)
今は財閥は解体されていますが、三大財閥系の著名な企業は多く、三菱重工業や三井物産、住友化学など、企業名に財閥名をそのまま残したり、同グループ内で取引や株式持ち合いで繋がりが続いており、日本企業と財閥は切っても切り離せない関係にあります。
本記事では三菱・三井・住友の三大財閥に属していた主な企業を一覧形式で紹介します。
三菱
基礎データ
- 創業者:岩崎弥太郎
- グループ純利益:1.68兆円
- 総資産:439.8兆円
グループ企業一覧
- 三菱重工業(7011)
- 三菱東京UFJ銀行
- 三菱商事(8058)
- 旭硝子(5201)
- キリンホールディングス(2503)
- JXホールディングス(5020)
- 東京海上日動火災保険
- ニコン(7731)
- 日本郵船(9101)
- ピーエス三菱(1871)
- 三菱アルミニウム
- 三菱化学
- 三菱化工機(6331)
- 三菱ガス化学(4182)
- 三菱地所(8802)
- 三菱自動車(7211)
- 三菱樹脂
- 三菱製鋼(5632)
- 三菱製紙(3864)
- 三菱倉庫(9301)
- 三菱総合研究所(3636)
- 三菱電機(6503)
- 三菱ふそうトラック・バス
- 三菱マテリアル(5711)
- 三菱UFJ証券JD
- 三菱UFJ信託銀行
- 三菱レイヨン
- 明治安田生命保険
- 郵船ロジスティクス(9370)
※企業名のカッコは銘柄コード
所感
三菱の名のつく企業がズラリです。なお、三菱鉛筆は三菱グループとは無関係です。
意外と上場されていない企業が多かったです。
国内最大の石油会社、JXホールディングスが三菱系だったのは知りませんでした。
創始者の岩崎弥太郎といえば、龍馬伝で香川照之さんが演じていたのが強烈に印象に残っています。
三井
基礎データ
- 創始者:三井高利
- グループ純利益:6980億円
- 総資産:300.8兆円
グループ企業一覧
- 三井物産(8031)
- 三井不動産(8801)
- 三井住友銀行
- IHI(7013)
- 王子ホールディングス(3861)
- 三機工業(1961)
- 商船三井(9104)
- 太平洋セメント(5233)
- デンカ(4061)
- TBSホールディングス(9401)
- 東芝(6502)
- 東レ(3402)
- トヨタ自動車(7203)
- 日本製鋼所(5631)
- 日本製紙(3863)
- 日本製粉(2001)
- 富士フィルムHD(4901)
- 三井化学(4183)
- 三井金属(5706)
- 三井住友海上火災保険
- 三井住友建設(1821)
- 三井住友トラスト・HD(8309)
- 三井生命保険
- 三井倉庫HD(9302)
- 三井造船(7003)
- 三越伊勢丹HD(3099)
※企業名のカッコは銘柄コード
所感
お騒がせ企業、東芝も三井系です。
グループ純利益が三菱・住友に比べて今一つなのも、東芝が原因だったりして・・・。
とても驚いたのが、世界のトヨタ自動車も三井系に名を連ねていることです。
ただし、今ではトヨタと三井の関係は完全に無くなっています。
住友
基礎データ
- 創始者:住友政友
- グループ純利益:1.46兆円
- 総資産:265.4兆円
グループ企業一覧
- 三井住友銀行
- 住友化学(4005)
- NEC(6701)
- 住友大阪セメント(5232)
- 住友金属鉱山(5713)
- 住友ゴム工業(5110)
- 住友重機械工業(6302)
- 住友商事(8053)
- 住友生命保険
- 住友倉庫(9303)
- 住友電気工業(5802)
- 住友不動産(8830)
- 住友ベークライト(4203)
- 住友林業(1911)
- 大日本住友製薬(4506)
- 日本板硝子(5202)
- 三井住友海上火災保険
- 三井住友建設(1821)
- 三井住友信託銀行
※企業名のカッコは銘柄コード
所感
三井住友銀行や三井住友海上火災保険等、三井と合併した企業がいくつかあります。
こうやって並べてみると、住友系はあまりなじみがありません。
せいぜい1999年に最初に買ったパソコンがNEC製だったぐらいでしょうか。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
本記事は「業界地図2017年版」を参考に作成しました。
この企業はあの財閥系だったのかと、面白い発見があったかもしれません。
一覧でみると、そうそうたる企業が財閥系に名を連ねていることが分かります。
まさに財閥系企業が現代の日本経済を動かしているといっても過言ではありませんね。