ゆ~ていの気まぐれ投資ブログ

気の向くまま投資をテーマに綴るブログ。

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SPXLに投資する前にこれを読みなされ

   

2020年1月中旬、米国市場は絶好調です。

こんなに好調だと、気が大きくなってさらにリターンが欲しくなるのが人間心理というもの。

そこで良く見かけるのが、SPXL(S&P500レバレッジ3倍ETF)です。

文字通りS&P500指数の3倍の株価変動があるETFです。

「米市場は右肩上がり、だったら3倍のSPXLが良いに決まっている!」と思われている方もいるかもしれません。

しかし、それは違います。

SPXLはリターンが大きい反面、リスクも相応に大きく、扱いが大変難しい金融商品です。

SPXLとは

SPXLは「Direxion デイリーS&P500ブル3倍 ETF」のティッカーシンボルです。

マネックス証券やSBI証券等、主要な国内証券会社でも購入が可能です。

所謂レバレッジ商品で、その名の通り毎日S&P500指数の3倍動きます。上にも下にも3倍動くので、利益3倍だけど損失も3倍ということになります。

ただし、経費率が0.95%と他のETFと比較して割高です。(S&P500連動ETF・VOOの経費率は0.03%です)

また「毎日S&P500の3倍になるように値動きする」のであって「トータルで見て純粋にS&P500の3倍」にならないことにも留意する必要があります。

よって、例えばS&P500が倍になっても、SPXLが6倍になるとは限りません。

暴落時は地獄だ

2020年1月中旬のような地合の良い上昇相場の時は、心地よく思うかもしれません。

S&P500の約3倍株価が上がるのだから、幸福感を感じることでしょう。

しかしレバレッジ商品の恐ろしさは下落時にあります。

「ブルは階段を上るが、ベアは飛び降りる」と言われています。株価は上がる速度よりも下がる速度の方が遥かに早いということですね。

只でさえ下降相場は瞬く間に株価が下がるのです。SPXLはその3倍の速度で下がるのだから、これに耐えられる人は限られてくるのではないでしょうか。私なら絶対に耐えられません。

上記は2018年10月~12月の3か月間の比較チャートです。

青がSPXL、赤がS&P500です。

1年程度しか経っていないから記憶も新しいことでしょう、2018年は10月に一度大きく調整し、12月には記録的暴落となりました。

私の資産も12月で10%も減り、ゲンナリしたことを覚えています。

強烈な下落相場といっても過言ではない期間である2018年10月~12月のリターンは以下の通りです。

  • S&P500:-14.28%
  • SPXL:-40.06%

かなりひどい相場だったと記憶していたのですが、S&P500の下げ幅は15%足らずに過ぎません。

しかしSPXLは-40%強とまるでリーマン級のような大暴落を見せています。

SPXLを持っていたら、この期間まるで地獄のように思えるのではないでしょうか。

SPXLホルダーは2018年12月の下落時にどう動いた?

2018年12月、あの下降相場の最中にSPXLを保持している人がいないか、探してみました。

その時にどのように感じ、どのような行動を取ったのか、興味がありました。

もしも私があの当時SPXLを持っていたならば、絶対に投げていたと思います。

しばらくGoogle検索して発見しました。

SPXLから逃げ出しました

ちょっと恥ずかしいので書くかどうか迷ったんですがSPXLから逃げ出し(損切り)ました。-4万円程になりました。

S&P500が2018年末から下落し始めたということはもちろん1番の理由です。

もう1つの理由として最近の相場のボラに耐えれなくなったということがあります。

【レバレッジETF】悪魔的魅力!SPXLのリスクとリターンを分析してみた|共働きサラリーマンの家計簿

やはり・・・。

ちょっと恥ずかしい、と断っていますが、恥ずかしいことは全然なく、人として至極全うな反応だと思います。耐えられる方が異常です。私も同じ反応を示すことでしょう。

地合堅調時にあれだけSPXLの魅力を語っているのに、強烈な下落相場の果てに損切りするという、非常に人間らしい行動をなさっています。

このような記録は大変貴重なもので、当時どのような心境だったのか臨場感をもって私たちに教えてくれます。

私も失敗は恥ずかしがらず全て公開するよう心掛けています。

 

仮想通貨爆死記事>>>仮想通貨を全て売却~仮想通貨投資に一辺の悔いなし

それでもSPXLに投資しますか?

順調な時はホクホクだけど、下落時は恐ろしいスピードで株価が下がっていき、普通の神経ではほぼ耐えられないことがお分かりになったかと思います。

「そんなことない、自分は絶対に耐えられる!」と思っていたって、いざ当事者になってみると普通の人は怖く感じるものです。

SPXLとは、言ってみれば信用取引で証拠金の3倍資金でS&P500のETFを買っているようなもの。リスクは大きくて当たり前なのです。

SPXLに本当に投資する気があるのなら、リターン以上にリスクを良く理解して十分な注意を払うべきでしょう。

私はSPXLの投資は無理です。扱いこなせる自信がありません。

リターン3倍、リスク3倍、それがSPXL!

今のような好調な地合の時はついついリスクを疎かにしがちなので、警鐘を鳴らす意味合いも込めて記事にさせていただきました。

リスクばっかり強調してきたけれど、SPXLはリターンが素晴らしいこともまた事実。

このETFだけではありませんが、投資の際は対象となる金融商品の特徴を良く理解してから資金投下したいものです。

最後に、米国株ブログを読んでいる方ならおそらく誰もが知っているであろう、たぱぞうさんが運営されている「たぱぞうの米国株投資」のSPXL解説記事を紹介します。

素晴らしい記事ですので、SPXLへの投資を考えている方は是非ご覧になると良いでしょう。

レバレッジや借金というと、多くの人が悪い印象を持つのではないでしょうか。ただし、このレバレッジをうまく使うと、一気に資産を増やすこともできます。

(中略)

 中級以上の投資家向けの商品ということは言えそうです。リスクリターンを踏まえて、どの程度のポジションを取っていくかということですね。レバレッジ3倍ということは、リスクも3倍です。

S&P500レバレッジ3倍ETF【SPXL】をどう考えるか|たぱぞうの米国株投資

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