3年間投資をやってきて最も実感したことは
私は2015年のお盆から、にわかに投資に目覚め、興味を持つようになりました。
現在は2018年8月ですので、そろそろ投資をやってちょうど丸三年になります。
投資歴五年以下はジュニア投資家なので、歴三年程度ではまだまだ半人前、一人前になっていないと自覚しています。
しかしこんな未熟なジュニア投資家でも、三年の間で分かったことがあります。
それは、プロ・アマ問わず他人の相場観は全くアテにならないということです。
投資において、真に信じられるのは自分ただ一人なのです。
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リセッション近しと騒がれた2016年
私が相場に参加した2015年8月中旬、インデックス投信や毎月分配型投信を投資した直後、チャイナショックが襲ってきました。
日経平均は暴落、私の買い付けた投信の基準価額もみるみるさがり、早くも10%の含み損を背負い、投資開始からわずか2週間ほどで相場の洗礼を受けました。
翌2016年も年初から厳しい相場で、為替も1ドル120円ほどだったのが、110円以下にまで落ち込むという、投資家泣かせの始まりとなった年でした。
その時囁かれていたのが、2009年からの強気相場が2016年でいよいよ終わり、リセッション(景気後退)がやってくる、というものでした。
純粋な私は覚悟を決め、2016年と17年はベア相場となるはずだから、この二年間をかけて米国株を買っておこうと、うっすらと青写真をえがいたのでした。
しかしご存じの通り、2016年11月からは米国株は力強く上昇、2017年は近年まれに見る超強気相場となりました。
2016年に囁かれたリセッションの話はどこかに霧散してしまいました。
予想外のトランプ効果
米国相場が加速をつけて上昇した最大の要因が、トランプ大統領の存在です。
2016年、大統領選はヒラリー氏とトランプ氏の一騎打ちの様相を呈してきたころ、世論はほぼヒラリー勝利間違いなしという雰囲気でした。
万一トランプ氏が当選したら、世界経済はズタズタになり市場は大暴落するだろうという意見が支配的でした。
ところが、なんとトランプ氏が大統領選に勝ってしまい、さらに意外なことにその時から株式市場は急加速で上昇していったのです。
私の知る限り、トランプ氏が大統領になって株価が上がると予想した市場関係者は皆無です。
波乱に満ちた2016年は、市場予測など誰にもできないことを証明した格好のモデルケースとなった年と言えるでしょう。
自分の感覚を信じる
2018年8月現在も、再びリセッションのうわさが囁かれています。
2009年から強気相場が10年続いているから、過去の歴史から見てそろそろ弱気相場になるだろう、という向きです。
しかしそのような観測はまるでアテにならないことは、2016年に体験済みです。
2018年に景気後退が来なければ2019年、2019年も来なければ2020年・・・と毎年唱えていればそりゃいつかは当たりますよね。
誰にも相場は読めません。
肝心なのは、周囲の雑音に惑わされずに自分の感覚のみを信じること。
そして、いざ事が起きた場合どのように行動するか順調なうちにシミュレートしておくこと。
相場歴わずか3年ですが、特に2016年の経験から、上記を実感した次第です。