Brexitショック~この狂気と希望と幻滅のまっただなか
まさか、と思ったことが、今日起こりました。
そう、イギリス国民投票でEU離脱派が勝利したのです。
前日までの株価・為替の値動きはまるで残留を見込んでいるかのように穏やかで、今日の朝方もそれを引きついでいるかのようでした。
それが日中に一転、離脱派が優勢との報道が目立つにつれ、株価・為替は荒れ狂うかのように激動、大荒れの一日となりました。
予告通り売買は控えていたのですが、市場の狂気というものを肌で感じました。
市場激震、Brexitショック
離脱派勝利に伴いキャメロン首相は辞任を表明、イギリスが1973年にEUの前身であるECに加入して40年強、欧州連合の一員として歩んできた歴史に幕を下ろすこととなったのです。
歴史に残る一大事件であり、後年間違いなく歴史の教科書に載ることになるでしょう。
日経平均・ドル円為替も、このEU離脱派勝利に呼応する形で物凄い値動きをしました。
日経平均は前日比1286円安と大幅下落、この下げ幅は何と約16年2カ月ぶりであるとのことです。
ドル円も前日は105円~106円で推移していたのが、一時99円まで恐ろしく円高が進みました。
市場に嵐が吹き荒れたのです!!
一部報道には早くも「Brexitショック」という言葉が使われました。
ご存じかもしれませんが、Brexitとは、Britain(英国)とExit(退出する)を組み合わせた造語でイギリスのEU離脱を意味し、今年の2月ぐらいから耳にする機会が増えた単語です。
日経平均株価のチャート(2016/06/24)
ドル円チャート(2016/06/24)
まるで世紀末のようだった
お昼時にこの市場のありさまを見て、言葉を失いました。
そこは常識が通用しない、無秩序が我が物顔で闊歩する無法地帯。
ふいに、北斗の拳2の主題歌「TOUGH BOY」が脳内再生されました。
Welcome to this crazy time
このイカれた時代へようこそ
市場の狂気、投資家達の希望、そして幻滅・・・。
まるで世紀末を疑似体験しているかのようでした。
「Brexitショック」は今日一日のことではなく、まだ続くこととなるでしょう。
いつまで続くのかは分かりません。
Keep you burning 駆け抜けて
この狂気と希望と幻滅のまっただなか
No boy no cry 進まなきゃ
勢いを増した向かい風の中を
しかし、こんな時だからこそ、勇気をもって市場にお金を投入していきたいです!
儲ける投資家は、町に血が流れている時にこそ投資をしているのですから。