2016年、VOO・VYMの1株あたりの配当金実績
以前、3月下旬にもらったVOO・VYMの配当金が前回もらった額より小さいことをぼやいた記事を書きました。
そうしたら、Twitterにてこの記事をご覧になった方々から、以下のご意見を頂きました。
「去年と同じ時期よりは配当が増えているよ」
「12月は米国企業は年度末だから、配当が多いのでは?」
なるほど、確かに四半期前ではなく、前年同期で比較しなければ意味ないのかもしれません。
運よく2016年の配当金受け取り状況のデータは持っています。
そこで今日は、VOO・VYMの2016年の1株あたりの配当金情報をピックアップし、比較検討してみます。
2016年VOO&VYMの1株あたり配当金
それでは、2016年に受け取った配当金情報から、1株あたりの配当金額を並べてみることにします。
VOO
- 2016年3月30日:1.006ドル
- 2016年6月29日:0.953ドル
- 2016年9月21日:0.883ドル
- 2017年1月4日:1.296ドル
- 合計:4.138ドル
- (参考)2017年3月30日:0.998ドル
VYM
- 2016年3月23日:0.478ドル
- 2016年6月29日:0.578ドル
- 2016年9月21日:0.483ドル
- 2017年1月4日:0.667ドル
- 合計:2.206ドル
- (参考)2017年3月30日:0.560ドル
感想
VOO・VYM共に明らかに第4四半期の配当金(2017年1月受取)が頭一つ抜けています!
本当に年度末だから配当金も多いのか、定かではありません。
例えるなら日本における年末調整みたいな感じで、払い過ぎた税金が戻ってきただけなんだけど、何だか得した気分といった感覚でしょうか?
これもなんかしっくりきません・・。
まぁ、2016年の傾向として、第4四半期の配当金は他と比べて明らかに多く貰えたということです。
第1~第3四半期はマバラな感じで法則がない感じです。
そして、VYMに限っては2017年第1四半期の配当金(2017年3月受取)は2016年第1四半期の配当金(2016年3月受取)を上回っていることも確認できました。
2016年が0.478ドル、2017年が0.560ドルだから0.082ドルも多くもらえているのですね。
残念ながらVOOはわずかに2016年の方が上回りました。とはいえ、ほぼ誤差の範囲内で気にすることもないでしょう。
まとめ
VOO・VYM1株あたりの配当金について、まとめます。
- VOO・VYM共に第4四半期が最も多く貰えていた
- 第1~第3四半期の配当はまばらで、いつが多い、少ないといった具体的な傾向は無い
- VYMに限っては第1四半期の配当は2017年>2016年だった
実際は2017年3月の配当が少なかったのではなく、2017年1月にもらった配当金が他の時期に比べ明らかに多かったことがはっきりと分かりました。
2017年3月の配当金が前より少なかったと感じたのは、ある意味当然だったのかもしれません。
ETFの配当金は単一の四半期のみを切り出すのではなく、1年を通じてみるべきということですね。
2017年を通してもらえる配当金が、果たして2016年を上回ることができるのか、要チェックです!