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【書籍紹介】『バフェットの銘柄選択術』最高のバフェット本

      2016/10/09

今日は書籍紹介の日とします。

書籍紹介は日曜日が多めとなるのは、読書感想文が他の記事と比べて長めとなる傾向にあるからです。

本当はもう少しコンパクトに、できれば1000文字以内にギュっとまとめたいところですが、私の文章力では中々大変です。

さて、今日紹介するのは、バフェット本として最高クラスの完成度と名高い「バフェットの銘柄選択術」です。

この本の存在は随分前から認識しており、先月米国株デビューを果たしたこともあり、是が非でも読みたいと強く思うようになりました。

そして先週、ようやく読破することができました。噂にたがわぬ良書籍でした。

その魅力を伝えきれるか分かりませんが、本書のレビューをやってみます。

書籍情報

書名:億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術

著者:メアリー・バフェット (著), デビッド・クラーク (著), 井手 正介 (翻訳), 中熊 靖和 (翻訳)

出版社:日本経済新聞出版社

発売日:2002/5/20

ページ数:229

どんな内容か?

まず作者は、バフェットの息子・ピーターの元夫人、メアリーという人物です。12年間もの間、バフェットの投資を間近で見てきたとされています。

作者が見てきたバフェット流投資を非常に分かりやすくアウトプットしたのが本書となります。

本書では企業を以下の2つに分けて考えています。

  • サービスや商品が他企業と変わり映えのしない「コモディティ企業」
  • 強力なブランド力を有し、他企業がマネ出来ない事業を持つ「消費者独占型企業」

「コモディティ企業」と「消費者独占型企業」の特徴と、その見分け方を詳細に記述しています。

バフェットは「消費者独占型企業」こそが株主に長期にわたり利益をもたらすと考えており、何故そうであるのかの説明も詳しく書かれています。

後半は様々な計算が出てきます。

例えば、過去10年の指標から今後10年の予想指標を計算して、将来の予想株価を算術する、といった内容です。

この本のココがよかった

全部です。素晴らしいの一言です。

「コモディティ企業」と「消費者独占型企業」という企業の仕分け方は今まで考えたこともありませんでした。

たしかに強力なブランドを持ち、消費者が使わざるを得ない商品・サービスを持っている企業は安定して利益を出し、企業体力もあり、多少不利な状況でも乗り越える強さを持っているだろうと思います。

また、バフェットが株式を「疑似債券」と考えている点も目から鱗でした。

「消費者独占型企業」への投資は、債券へ投資するのと同じであるとバフェットは考えているというのです。

そして、その企業のROEが債券の利率にあたり、EPSが債券の利子にあたるというのです。

このような誰も考えないであろう独特の視点を持っている、これは本当にすごいことではないでしょうか。

ウォーレン・バフェットという人物の凄味の一端を感じ取れました。

どんな人におすすめ?

やっぱりバフェットの主戦場である米国株に投資をしている方でしょう。

どういった視点でバフェットが投資判断を下しているのか、本書を読むことで知る事が出来ると思います。

10年以上も前に出た本なのですが、今でも十二分に通用する内容となっています。

逆に日本株を主戦場としている方にとっては、参考にはなるものの、実用は難しいかもしれません。

インフレで物価が上がり、高ROEで株主還元を積極的に行う米国株式を前提に書かれていますので、日本株式にそのまま適応することは難しいかと思います。

まとめ・感想

バフェット本として非常に良くまとまっているとの噂にたがわぬ良書でした。

1回読んだだけでは理解しきれていない箇所もあるので、何回も繰り返し読もうと思います。

本書によって、投資に対する視野が広がった気がします。

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