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【書籍紹介】『敗者のゲーム』全投資家必読の良書

      2016/10/09

三連休も今日で終わり、明日からまた相場が動きます。

ここ1週間ほどで、とある本を読み返していました。

その本の名は「敗者のゲーム」

私が投資に興味を持ち始めた直後、ネット上で投資サイトやら個人ブログやらをある程度参考にはしていましたが、本格的にやるからには身銭を切って本を購入しなければと最初に入手した投資本が、この「敗者のゲーム」でした。

内容は素晴らしいの一言。投資について何も知らないに等しかった私に様々な知識を与えてくれました。

今日はこの良書の紹介の日としたいと思います。

書籍情報

書名:敗者のゲーム〈原著第6版〉

著者:チャールズ・エリス (著), 鹿毛 雄二 (翻訳)

出版社:日本経済新聞出版社

発売日:2015/1/24

ページ数:264

どんな内容か?

投資のプロが運営している、アメリカの投資機関は殆どが市場平均に負けている。

市場に負けるファンドマネージャーの割合は、1年で60%、10年で70%、20年で80%と年数が長くなるにつれて、市場平均に負ける確率が高くなる。

これは運用機関、つまり機関投資家が市場の95%を占めており、言い換えると市場 ≒ 機関投資家と見ることができ、故に機関投資家は自分自身である市場に勝利することが出来ない、と説いています。

ファンドマネージャーが無能だからではなく、むしろとても優秀で、市場以上の成果を上げようとするプロが多数出現したことにより、資産運用とはミスをした者が損をする、つまり「敗者のゲーム」になったと論じています。

「敗者のゲーム」とは、アマチュア同士のテニスのように、自分の実力で取ったポイントではなく、相手のミスにより勝負がつくゲームのことを指します。

逆に考えれば、市場平均は多数のプロを負かしているとも言えます。

そのため、市場平均を忠実に反映するインデックス・ファンドへ投資をすることによって、多数のプロに任せる以上に効率的な資産運用ができるとエリス氏は推奨しています。

この本のココがよかった

投資の世界の現状から、投資家の心構え、資産運用論、そして個人投資家がどのようなプランを持つべきかといった、およそ「投資」という行為に必要な情報のほとんどが網羅されています。

特に感心したのが、「敵は己一人であり自分を理解していなければ投資で成功するはずがない」と論じているところです。

損をしたら、市場が悪い、地合いが悪い、アナリストが悪い、ネットの情報が悪い、と他者に原因を見出しがちになるものですが、投資とは全て自己責任、自己判断で行い、その結果原因は全て自己に完結する。

これは考えてみれば当たり前なのですが、時々この当たり前がそうでないよう錯覚する時もありました。

そんなときは、今一度この「敵は己一人」であることを思い出すべきと心に深く刻み込んでいます。

どんな人におすすめ?

全投資家です。

本書ではインデックス・ファンドを推奨していますが、だからといって必ずインデックス・ファンドを購入しなければならないわけではありません(当然ですが)。

ネット上では、インデックス投資家に重宝されていることから、インデックス投資に興味が無い人には無用の書と思われているかもしれませんが、決してそうではありません。

私は今、パッシブ投資のみでなく、アクティブ投資も織り交ぜていますが、アクティブ投資をする際にも本書の教えは役に立ちます。

インデックス投資が気に入らなくても、他にも学ぶべき内容がたくさん書かれています。

投資を行うにあたり、必ず何か一つは役に立つ情報が載っているはずです。

投資をするならば読んでおいて損は無いことを、私が保障します。

まとめ・感想

私の後輩が投資に興味があると言ってきて、その時に貸したのが「敗者のゲーム」でした。

一番最初に読む投資本として、この本ほど相応しいものは他に無いと思っています。

数か月後に本が返ってきて、その後輩は「人生観が変わった」とまで言っていました。

私も冒頭のとおり、投資を始めた最初期に本書を読みました。

本格的に投資をする前にこの本に巡り会えたことを感謝しています。

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